
カイロ:イスラエルが6日、シリアのアレッポ空港を空爆した。滑走路が損傷し、同港は使用不能になった。シリア国防省が発表した。
イスラエルのミサイル攻撃は現地時間午後8時16分(GMT17時16分)、地中海沿岸の都市ラタキアの西から行われた、と同省は声明で発表した。
シリアの防空システムがイスラエルのミサイルを迎撃し、そのうち数発を撃墜した、と国営シリア・アラブ通信(SANA)は6日、先に報じた。
1週間足らずの間に2回目の空爆が報告された。シリア国営メディアによると、8月31日にイスラエルは同港にロケット弾を発射し、物質的損害をもたらしたという。
「イランは、ヒズボラなどのシリア、レバノンの同盟組織に武器を届けるため、空の補給線の利用を増やしている。イスラエルがシリアの空港への攻撃を強めたのは、それを妨害するためだ」と地元の外交筋・情報筋はロイターに語った。
イランは、陸上輸送が妨害された後、シリア国内のイラン軍や同盟組織の戦闘員に軍装備品を運ぶ、より信頼できる手段として航空輸送を採用している。
「先週行われた空爆では、イランから来た飛行機が到着する直前にアレッポ空港が損傷を受けた」。この事件の事情に詳しい、イランが支援する地元同盟組織の司令官はロイターにそう語った。
ロイター