
チュニス:先週チュニジア沖で発生した移民船の沈没で、確認された死者は11人になった。大半はチュニジア人で、地中海を渡ってイタリアへ向かおうとしていたところだった。国営ニュース局TAPが日曜日に報じた。
TAPによると、9月6日にマーディア県チェバ沖で起きた海難事故で行方不明となっている人々を捜索中の沿岸警備隊と海軍部隊が、土曜日夜に新たに5人の遺体を回収した。
沿岸警備隊は、マーディア県の町チェバ沖で沈んだ、超満員の船から14人の移民を救助した。
約37名が乗船していたとされ、12名が行方不明となっていた。
船はスファックス県のエル・アワベドの沿岸から出航した。
スファックスの海沿いの地域は、貧困から抜け出してより良い暮らしを手にするためにアフリカや中東からヨーロッパへ渡ろうとする人々の出発地となっている。
ロイター