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ガザでは停戦による慰めはほとんどなく、人々は悲しみと困窮に耐えている

2023年11月27日、ハマスとイスラエルが一時休戦する中、ガザ南部でイスラエル軍の空爆を受けた家屋の瓦礫の横で、火のそばに座るパレスチナの子供たち。(Reuters)
2023年11月27日、ハマスとイスラエルが一時休戦する中、ガザ南部でイスラエル軍の空爆を受けた家屋の瓦礫の横で、火のそばに座るパレスチナの子供たち。(Reuters)
2023年11月27日、ハマスとイスラエルが一時休戦する中、ガザ南部でイスラエル軍の空爆を受けた家屋の瓦礫の横で、火のそばに座るパレスチナの子供たち。(Reuters)
2023年11月27日、ハマスとイスラエルが一時休戦する中、ガザ南部でイスラエル軍の空爆を受けた家屋の瓦礫の横で、火のそばに座るパレスチナの子供たち。(Reuters)
2023年11月27日、ハマスとイスラエルが一時休戦する中、ガザ南部でイスラエル軍の空爆を受けた家屋の瓦礫の横で、火のそばに座るパレスチナの子供たち。(Reuters)
2023年11月27日、ハマスとイスラエルが一時休戦する中、ガザ南部でイスラエル軍の空爆を受けた家屋の瓦礫の横で、火のそばに座るパレスチナの子供たち。(Reuters)
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29 Nov 2023 01:11:23 GMT9
29 Nov 2023 01:11:23 GMT9
  • 「最初に避難してから今日まで、水を求める闘いは毎日続いている」とラミさんは言う
  • イスラエルとハマスの戦闘が一時停止して5日目を迎え、エジプトからガザに入る支援トラックの数が増えている

ハーン・ユーニス(ガザ地区): 泥だらけの道を水の入った重い缶を運び、瓦礫の山から衣服を探し、死亡した親戚や家を悼む。停戦中にイスラエル軍の砲撃から解放されたガザ住民は、今も戦争の苦難の日々に直面している。

28日、ガザ地区南部のハーン・ユーニスにある給水所では、人々がプラスチックの容器に水を入れ、ロバに引かせた荷車や手押し車、自転車、買い物かご、一輪車、さらには車いすまでも使って、家や避難所へ運んでいた。

「最初に避難してから今日まで、水を求める闘いは毎日続いています。停戦中でさえ、水の問題の解決策は見つかりません」と、ガザ市の自宅から家族とともに避難しているラミ・アル・リゼックさんは言う。

イスラエルとハマスの戦闘が一時停戦して5日目となる現在、エジプトからガザに入る支援トラックの数は増えているが、人道的なニーズは膨大であるため、多くのガザ市民はほとんど支援の恩恵に預かれていない。

「停戦があろうがなかろうが、電気も水も、なんの生活必需品もないことに変わりはありません」と、給水所で並んでいた別の男性、ムアス・ハムダンさんは言う。

雨が降り、子供も大人もサンダルやビーチサンダルで泥や水たまりを踏みしめながら給水所に向かった。街で見られる主な活動は、水を求めることだ。

ハーン・ユーニスの別の地域では、マリアム・アブ・レジェさんがイスラエル軍の空爆で瓦礫と化した自宅に戻り、子供たちの服を探していた。一家は現在、他の多くの人たちとともに学校の教室に避難している。

「私たちの家が破壊され、私たちの夢が破壊され、注ぎ込んだ努力がすべて破壊されたのです」とマリアムさんは語った。

「私たちの状況をどう説明したらよいのか。イスラエルは4日間の停戦を与えましたが、それが何になるというのでしょう。私たちはここに来て、自分たちを哀れみ、引き返すだけです」

つらい思い出

町の別の場所では、ヤセル・アブ・シャマレさんが、かつて多くの親戚が住んでいたブロックであった瓦礫の山を歩き回っていた。両親、姉妹、兄弟、姪、甥、いとこなど、30人以上が殺されたと彼は言う。

「このエリアに来た理由は2つあります。一つ目は、私のいとこがまだ瓦礫の下敷きになっていて、誰も助け出すことができないから。二つ目は、私のつらい思い出のためです」と彼は語った。

ヤセルさんは、自分と妻、そして5人の子供たちは別の建物に住んでいたために助かったと言い、コンクリートの塊を拾って脇に投げ捨てた。瓦礫の中には、ぬいぐるみが見える。

「物を回収しようとしても無駄です。取り出すには機械や道具が必要です」と彼は言う。

「休戦中こそ、瓦礫を撤去し、行方不明者を捜索し、埋葬しなければなりません。私たちは死者を埋葬することで敬意を表します。遺体が瓦礫の下に埋もれたままなら、休戦にいったい何の意味があるのでしょう」と彼は語った。

戦争は、ガザを支配するイスラム主義組織ハマスの過激派が10月7日にイスラエル南部を襲撃し、イスラエルの数字によれば、乳幼児や子供を含む1200人を殺害し、約240人の人質を奪ったことから始まった。

イスラエルは空爆とガザへの地上攻撃で反撃し、ガザの保健当局によれば、15,000人以上が死亡し、その約40%が子どもだという。

ハーン・ユーニスに住む別の住民、アハマド・アル・ナジャさんは、停戦について、「4日では十分ではないし、40日でも十分ではない。痛みを乗り越えるには4年でも十分ではない」と語った。

ロイター

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