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ロシアがウクライナで核兵器を使用すれば「破滅的な結果」がもたらされると米国が警告

アントニー・ブリンケン米国務長官は、米国はロシアによる大量破壊兵器の使用に断固たる対応を取るだろうと述べた。(ロイター)
アントニー・ブリンケン米国務長官は、米国はロシアによる大量破壊兵器の使用に断固たる対応を取るだろうと述べた。(ロイター)
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26 Sep 2022 03:09:11 GMT9
26 Sep 2022 03:09:11 GMT9
  • ウクライナが戦場で成功を収める中、ロシアが核兵器を使うと脅したのを受けての警告だ
  • ロシアに占領されたウクライナの地域で行われている住民投票は3日目に入った

キーウ、ウクライナ:米国は25日、仮にロシアがウクライナで核兵器を使用したとしたら、「破滅的な結果」がもたらされるだろうと警告した。その前にロシアのラブロフ外相は、広く批判されている住民投票が行われている地域は、ロシアに編入された場合、完全な保護下に置かれるだろうと述べた。

ウクライナ東部の4つの地域で行われている、ロシアが暴力で奪った領土を編入するための住民投票はこの日が3日目。ロシア議会は数日中に編入手続きを行う可能性がある。

ルガンスク、ドネツク、へルソン、ザポリージャの一部地域をロシアに編入することで、ロシアはそれらの地域を奪還しようとする動きをロシアへの攻撃だと主張することができる。これは、ウクライナおよびウクライナの西側の同盟国への警告だ。

ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は25日、「ロシアがウクライナに少しでも核兵器を使用すれば、米国は対応を取るだろう。そしてロシアに『破滅的結果』がもたらされるだろう」と述べた。

「ロシアが一線を越えた場合、ロシアに破滅的結果がもたらされる。米国は断固たる対応を取るだろう」とサリバン氏はNBCのテレビ番組「ミート・ザ・プレス」で発言した。

ウラジーミル・プーチン大統領は21日、自国の領土を守るためならあらゆる兵器を使うと述べ、核兵器の使用を示唆した。それを受けて米国は今回、警告を発した。

セルゲイ・ラブロフ外相は24日、ニューヨークで開かれていた国連総会で演説した後、記者会見でこれまでよりも直接的に主張した。同氏は、選挙で選ばれたウクライナ政府は不法に設置されたもので、ネオナチだらけだという、ウクライナ侵攻を正当化するためのロシアの誤った主張を繰り返した。

ウクライナの併合地域を防衛するために核兵器を使用する根拠があるか問われると、ラブロフ氏は、ロシアの領土は将来編入する地域を含めて「国家の完全な保護下にある」と述べた。

「インチキな脅し」

ウクライナとその同盟国は今回の住民投票を、ロシア・ウクライナ戦争の激化と最近、戦場で損失が出た後のロシアによる動員の動きを正当化するためにでっちあげたものだとして拒絶している。

英国のリズ・トラス首相は、英国とその同盟国はプーチン氏の脅しに耳を貸すべきではないと主張した。プーチン氏は西側諸国が強い反応を示すと予想していなかったため、戦略的ミスを犯した、とトラス氏は述べた。

「我々はプーチン氏による武力行使をちらつかせた威嚇、インチキな脅しに耳を貸すべきではない。その代わりに、対ロシア制裁とウクライナ支援を続けていかなければならない」とトラス氏は、25日に放送されたCNNテレビのインタビューで訴えた。

ロシアの報道機関は匿名の情報筋の話として、ロシア議会は早ければ29日にも住民投票が行われている地域の併合法案を審議する可能性があると報じた。ロシア国営通信社RIAノーボスチは、プーチン氏が30日に議会で演説する可能性があると伝えた。

ウクライナが今月、反転攻勢で領土を奪還した後、急遽行われた住民投票によって、その地域の人々は意見を表明することができる、とロシアは主張している。

ロシア軍が支配する4つの地域の領土は、ウクライナの領土の約15%を占め、ポルトガルの面積にほぼ匹敵する広さだ。その領土は、2014年に併合したとロシアが主張するクリミア(ベルギーとほぼ同じ面積)の次に併合されることになる。

ウクライナ軍はまだ、ドネツクの約40%とザポリージャの州都を含む、各地方の一部の領土を支配している。前線全体、特にドネツク北部とヘルソンでは激しい戦闘が続いた。

ウクライナの全領土を取り戻すと主張しているウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、「いくつか衝突が起きているが、ウクライナにとって「良い結果」が出ている」と述べた。「それはドネツク地域、我々のハルキウ地域、ヘルソン地域、ミコライウ地域、ザポリージャ地域だ」とゼレンスキー氏は毎晩行っているビデオ演説で述べた。

ウクライナ軍参謀本部はフェイスブックに投稿した声明で、ロシアが過去24時間にウクライナ国内の標的に4回のミサイル攻撃、7回の空爆、24回の砲撃を行い、ドネツク、ヘルソン地域とその周辺を含む多数の町を攻撃したと発表した。

ロイターはこの説明を独自に確認することはできなかった。

招集をめぐるロシアの抗議デモ

プーチン氏は21日、ロシアで第二次世界大戦以来初めて軍への動員を指示した。この動きによってロシア全土で抗議デモが起き、徴兵年齢の男性が大勢逃亡した。

ロシアの2人の最古参議員は25日、動員に関する一連の不満に耳を傾け、国民の怒りをかき立てている「行き過ぎた行為」を速やかに解決するよう地方当局に命じた。

独立系監視団体「OVDインフォ」によると、ロシア全土で2000人以上が徴兵令に抗議して拘束されたという。ウクライナ戦争の批判が禁止されているロシアでは、今回の抗議デモは、ウクライナ戦争が始まって以来初めて見られた不満の兆候だ。

イスラム教徒が多いロシア南部ダゲスタン地方では、警察がデモ隊と衝突し、少なくとも100人が拘束された。

ゼレンスキー氏はビデオ演説の中で抗議デモに謝意を表した。

「あなたの子供が死に追いやられぬよう、戦い続けてください。このロシアによる犯罪的な動員によって徴兵される可能性のある全ての人たちです」と同氏は述べた。「誰かが我々の子供の命を奪いに来たとしたら―これは父親として言っているのだが―生きて返さないからだ 」

ロイター

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