
ベイルート:シリア治安当局者によると、10日にシリア北東部で行なわれたアメリカ主導の連合軍ドローン攻撃でダーイシュ系グループの過激派が殺害された。
当局者が規制に沿って匿名を条件にAP通信に語ったところによると、今回の攻撃はハマム・アル・トルクマン村でオートバイを運転していたダーイシュのメンバーを標的にした。
この村はタル・アブヤドの近くにあり、トルコが支援するシリア反政府勢力の支配下にある。その他の死傷者は報告されなかった。
地元メディアによる写真がソーシャルメディアに公開され、破壊されたオートバイのそばにある過激派の遺体が写っていると伝えられている。
米中央軍はこのドローン攻撃に関する声明をすぐには出しておらず、この問題に関するAP通信からの質問にもすぐには返答しなかった。
米国は先週、政府の支配下にあるシリア北東部の一部ではまれな地上戦を含む、独立した2つの作戦において3人のダーイシュ指導者を殺害したと発表した。
シリアには約900人のアメリカ軍がおり、ダーイシュ系グループに対する戦いでクルド人主体のシリア民主軍を支援している。
両軍は、クルド人の支配下にあるシリア北東部の一部でダーイシュ過激派を頻繁に標的にしてきた。
ダーイシュは2019年にシリアで敗北し、最後にわずかに残っていたかつての支配地域を失ったにもかかわらず、この過激派のスリーパーセルはシリアとイラクで破壊的な攻撃を続けている。
ダーイシュは、かつて両国の大部分を支配していた。
AP