
アラブニュース
ロンドン: ここ数日、イランの支援を受けるフーシ派民兵組織がメディア関係者、ジャーナリスト、活動家を続け様に拘束しており、これは計画的な一斉拘束だとイエメン政府が金曜日に発表した。
フーシ派民兵組織の支配下地域で実行された拘束作戦は「フーシ派の指導者が恐怖を感じていること、民衆の憤りが高まっていること、今後発生が予想されるフーシ派根絶への蜂起の動機が高まっていること」を受けてのことだとイエメンのムアンマル・アル・エリヤニ情報相は述べている。
ツイッターに投稿された一連のメッセージの中で情報相は次のように続けた。「フーシ派の犯罪、違法行為、腐敗を白日の下に晒す声に対するこの作戦は(イランの)ムッラー主義的な慣行やイランにおける若者の抗議行動への弾圧を連想させます。イランでは蜂起を鎮めることができず全国的に民衆の怒りに火がつきました」
1-On Dec 30, 2020, we recall terrorist crime by Houthi militia affiliated with Iran of bombing Intl Aden airport upon arrival of plane carrying PM Dr.Maeen Abdulmalik, &members of government
— معمر الإرياني (@ERYANIM) December 30, 2022
While airport was crowded with thousands of state leaders,journalists, citizens &children pic.twitter.com/EeR4yfK0Y7
「ジャーナリスト、メディア、活動家の拉致や強制連行という犯罪行為に対して国際的に声があがらないことに驚きを感じています」
アル・エリヤニ情報相は国際社会に対し、フーシ派民兵組織のイエメン国民に対する犯罪行為と権利侵害を非難する立場を明確にし、加害者とその指導者が責任を問われ、起訴されるよう求めた。
また、情報相はアデン空港の爆破事件から2周年を迎えたことにも言及。この事件はイエメンの政府閣僚を乗せた航空機の到着直後に発生し、28人が死亡、107人が負傷した。
「我々は2020年12月30日のフーシ派民兵組織によるアデン空港爆破テロを忘れません。このテロ事件はマイーン・アブドルマリク・サイード首相と政府閣僚を乗せた航空機の到着に合わせてアデン空港を爆破したもので、空港は大勢の国家指導者やジャーナリスト、市民、子供たちで混み合っていました」と アル・エルヤニ情報相は書いている。
そのテロ攻撃で「フーシ派民兵組織の醜さ、犯罪性、血生臭さや市民の命の軽視が明らかになり、彼らが他のテロ組織と何ら違いのないテロ組織であることが確認されました」と述べた。
それにもかかわらず、各国での反応は非難声明にとどまっており、これは犯罪の重大性に見合っておらず前例のないことだと情報相は述べた。
「国際社会、国連、安保理常任理事国に対し、テロ活動に立ち向かう責任を果たし、フーシ派民兵組織をテロ集団に指定し、犯人を起訴して責任を取らせるよう求めます」とアル・エリヤニ情報相は述べた。
「この凶悪犯罪は国際法および人道法の規則に対する明白な違反であり、戦争犯罪に相当します」