
アラブニュース
テヘラン:イラン革命防衛隊の隊員1人が、テヘランにある自宅の外で射殺された。国営メディアが4日、報じた。強盗に入られて殺害された可能性があるという。
イラン革命防衛隊(IRGC)のカッサム・ファソラヒ氏は3日夜、テヘラン南部にある「自宅の前で何者かに4回」撃たれた。国営イラン通信(IRNA)が報じた。
警察は、銃撃事件現場周辺のアパートに「窃盗の形跡」があると指摘したという。
イランの女性に対する服装規定に違反したとして逮捕されたイラン系クルド人女性、マフサ・アミニさん(22)が9月16日に死亡してから、イランは抗議デモに揺れている。
イラン政府関係者は抗議デモを「暴動」と呼び、この全国的な騒乱で治安部隊員を含む数百人が死亡し数千人が逮捕されたと発表している。
31日には、IRGC傘下の民兵組織バスィージのメンバーが、デモ参加者が集まっていたイラン中部セミロムで、「武装した犯人」によって射殺された。国営メディアが報じた。
イラン政府は、敵対する外国勢力や反政府勢力が騒乱を煽っていると非難している。
イラン政府は先月、抗議デモに関連した治安部隊への攻撃で有罪判決を受けた男性2人(いずれも23歳)の死刑を執行した。
イラン司法府はその他に11件の死刑判決を下している。そのうち4件は、上訴された後、最高裁で支持された。