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イスラエル代表団カタール到着、ガザ和平に向け詰めの交渉

両陣営が交渉の場に就いたことが示唆するのは、2月初旬の大々的な働きかけ以降で最も協議が進展しているということだ。(AFP/File)
両陣営が交渉の場に就いたことが示唆するのは、2月初旬の大々的な働きかけ以降で最も協議が進展しているということだ。(AFP/File)
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27 Feb 2024 03:02:55 GMT9
27 Feb 2024 03:02:55 GMT9

アラブニュース

ジェッダ:イスラエル高官の代表団が26日、ハマスの政治部門幹部の拠点があるカタールに到着した。ガザ紛争の当事者らが停戦と引き換えに人質を解放する取引の交渉を進めているが、アメリカによれば合意が間近に迫っているという。

両陣営が交渉の場に就いたことが示唆するのは、2月初旬の大々的な働きかけ以降で最も協議が進展しているということだ。2月初旬にはイスラエル側がハマスの提案を「妄想」だとして拒否していた。

公の場では双方が互いを非難する状況が続いている。イスラエルは、人質解放を確実なものとする一時的な停戦以外には同意しないと主張している。ハマス側は、紛争の恒久的な終結なくして人質の解放はないと主張している。

カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長との会談後、ハマスのイスマイル・ハニヤ最高幹部は、紛争終結を模索する仲介役の取り組みを支持すると述べ、ガザ住民が包囲されて命を落としていく中、イスラエル側は交渉を引き延ばしているとして非難した。

「我々は、敵が今回の戦争犯罪の隠れみのとして交渉を利用することは容認しない」とハニヤ氏は述べた。

ハマス幹部のサミ・アブ・ズーリ氏は、停戦合意には「戦闘の停止、占領地からの撤退、避難民の帰還、支援物資・避難設備・復興支援の提供」が必要だと述べた。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエル側は取引の準備が整っており、ハマス側が要求を取り下げるかどうかにかかっていると主張した。ネタニヤフ氏はハマスの要求を「とっぴ」で「別の惑星からきたもの」と表現している。

イスラエルは、予定していたガザ南部のラファへの攻撃を防ぐため停戦に合意するようアメリカから圧力を受けている。

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