
ラマッラー:占領下にあるヨルダン川西岸地区北部のジェニンで、イスラエル軍の襲撃を受け、パレスチナ人2人が銃殺された。パレスチナ保健省が17日に発表した。
同省は、「ジャワド・ファリド・バワクナ氏(57)が胸に銃弾を受けて死亡、アダム・モハメド・バッセム・ジャバリーン氏(28)が、ジェニン侵略中のイスラエル占領軍に上腹部を撃たれ殉教した」と発表した。
イスラエル軍からの即座のコメントは無かった。
パレスチナのソーシャルメディアは、ジャバリーン氏が過激派であったことを指摘している。
AFPの集計では、今回の事件を含め、ヨルダン川西岸地区で今月殺害されたパレスチナ人は、民間人と武装勢力を含めて17人に上った。
大半はイスラエル軍によって殺害されている。イスラエル軍は1967年の第三次中東戦争以来、ヨルダン川西岸地区を占領している。
2022年には暴力事件が急増し、2005年に国連が記録を開始して以来、ヨルダン川西岸地区で最も死者が多い年となった。
AFPの統計によると、昨年はイスラエルとパレスチナ自治区で少なくとも26人のイスラエル人と200人のパレスチナ人が殺害されたという。
大半はヨルダン川西岸地区で死亡しており、ガザでの3日間の紛争においてはパレスチナ人49人が死亡した。
AFP