
イスタンブール:トルコのエルドアン大統領は1カ月前倒しで5月14日に選挙を実施すると発表。20年にわたり権力の座にあった大統領の指導力が厳しく問われることになる。
大統領府が1月22日に公開したビデオ映像の中で、エルドアン大統領は21日夜、北西部ブルサで行われた若い有権者との会合で選挙の投票日を発表した。
エルドアン大統領は、「5月14日に実施される選挙で、初めて投票する若者である君たちと共に歩めることを神に感謝している」と述べた。
世論調査によると、議会選と大統領選は接戦になる模様。今回の選挙は20年にわたり、地域の軍事国、NATO加盟国、主要な新興市場経済国の政権にあったエルドアン大統領の最大の試練になるだろう。
大統領選と議会選は6月18日に予定されていたが、エルドアン大統領は、投票を前倒しする可能性があることを示唆していた。与党の公正発展党(AKP)の関係者も、選挙を6月に実施すると、国民が旅行に出かける夏季休暇の時期と重なると述べていた。