
ジュバ:南スーダンのジュバにある難民キャンプで10年近くを過ごしたマエン・ガルアク氏は、来週行われる教皇フランシスコの首都訪問が政治指導者を刺激し、ついに平和を取り戻して故郷に戻れることを期待している。
44歳の彼は、2013年に紛争が勃発してから3日後、安全を求めて自宅からわずか数キロの国連難民キャンプに入った。
その後数年間にわたって、南スーダンの指導者たちが和平協定を結んでは破棄し、民兵が民族虐殺を行い、それを否定し、絶え間ない紛争によって国の一部が飢餓に陥るのを彼は見てきた。
教皇フランシスコは、1月31日から2月3日までコンゴを訪問し、その後2日間南スーダンに滞在する予定である。
教皇は何年も前から南スーダンの訪問を望んでいたが、現地の不安定な状況から計画は延期され、昨年6月に予定されていた訪問も教皇の膝の病気で中止された。
コンゴ民主共和国へのバチカン特使は、今回の訪問が数十年にわたる紛争を無視しないよう世界に思い起こさせるだろうと語っている。
「私たちは悪い状況にあります。2013年以降、平和が一度も訪れていません」と話すガルアク氏は、攻撃の危険があるため、生まれ故郷の同国北部に行くことができないという。国中で散発的な衝突によって民間人が命を落としている。
南スーダンは2011年に独立を果たした。
ロイター