
・大臣はイエメンに向かうイランの武器輸送に対する最近の国際的な取締りを挙げた
アラブニュース
ドバイ:イエメンのムアンマル・アル・エルヤニ情報・文化・観光大臣は、国連が支援する停戦が昨年10月に終了してから、イランはフーシ派民兵への武器密輸の動きを増大していると述べた。
同大臣は、米軍と仏軍の合同による、オマーン湾を通ってイエメンに向かうイランの武器輸送を阻止した最近の軍事作戦を挙げた。
先の報道によると、イランの船舶は3000丁のアサルトライフル、20発の対戦車ミサイル、約50万発の弾薬を積んでフーシ派民兵の元へ輸送中だったという。
米国は声明で、この軍事作戦は過去2カ月間に行われた4つの大規模な阻止作戦のうちの一つで、5000以上の武器と160万発以上の弾薬がイエメンに届くのを阻止したと述べた。
イエメンの治安部隊がシャーン陸上港経由でフーシ派に送られるドローンエンジン100機を押収。これはこの2カ月で5回目の違反であり、イランが戦争を終結させイエメンに平和をもたらそうとする国際社会の努力を台無しにする一因となっていることを示しているとアル・エルヤニ氏は述べた。
同氏はさらに、イランが「戦争と平和を決定する力を持たない」民兵に全面的な権限を与えていることを確認した、と付け加えた。
アル・エルヤニ氏は、イラン政権が「自国の内部危機を輸出」し、「イラン国民への残虐行為を隠蔽」するためにこのような違反を犯していると非難した。
同氏はイラン政権が「宗派の民兵を動員して混乱とテロを引き起こし、治安と安定性を損ね、エネルギー安全保障と国際航路を脅かす」ことを望んでいると述べた。
同大臣は国際社会と国連加盟国に、地域と国際社会の安定を脅かすイランの違法行為に立ち向かうよう呼びかけた。