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アブダビ:アラブ首長国連邦は水曜日、アブダビに地域初の海洋調査、救助およびリハビリテーション専門センターであるヤス・シーワールド・リサーチ・アンド・レスキューの開設を発表。
エミレーツ通信社は、ミラルとシーワールド・パークス&エンターテインメントの発表と報じた。
ヤス島に位置する広さ8,602平方メートルの同センターは、調査、救助、リハビリテーション、教育プログラムを総合的に実施し、アラブ首長国連邦やその他周辺地域の海洋生物保護に貢献する重要な施設となる予定。
同地域の海洋野生生物、生息地、生態系保全に対する一般の人々の知識とコミットメントの向上を目的としている。
オープニングには、マリアム・ビント・ムハンマド・アルムヘリ気候変動・環境大臣がミラル会長モハメド・ハリファ・アル・ムバラク氏とともに出席した。
彼は「アラブ首長国連邦の持続可能性の年である2023年を、地域初の海洋調査および救助専門センターであるヤス・シーワールド・リサーチ・アンド・レスキューの開設によって始められることを大変誇りに思います」と語った。
「これはアラブ首長国連邦の教育と保全の取り組みにおける礎であり、次世代の海洋科学者に、海洋野生生物とその生息地を保護するというアブダビのインパクトある長期ビジョンについて、より深く学んでもらうためのものです」
「シーワールドとともに、科学と保全の限界を押し広げ、アラブ首長国連邦だけでなく、その他周辺地域において、海洋科学者の主要なナレッジハブとなることを目指します」
献身的な海洋科学者、動物学者、研究および救助、動物管理の専門家から成るチーム率いる同センターは、研究や保護活動において重要な役割を果たす予定である。
研究チームは、アラビア湾の海洋生態系に焦点を当て、海洋生物多様性、生態系の回復力、敏感な野生生物の保護、重要な生息地の復元、漁業、汚染、野生生物の健康などのテーマで基礎および応用研究を行う。
シーワールド・パークス&エンターテインメントのスコット・ロス会長は、同社が60年近く海洋野生動物および生態系の保護に取り組んできたことを語った。
また、「ここアラブ首長国連邦でそのレガシーを拡大していくことは、世界の自然保護にとって重要であり、海の重要性を尊重するアラブ首長国連邦およびその他周辺地域の伝統に則っています」とも述べている。
センターには、海洋哺乳類用の大型プールから、魚類、無脊椎動物、海生爬虫類用の小型プールまで、25以上のレスキュープールが設置される。