
アラブニュース
ドーハ:ガザのシェイク・ハマド・リハビリテーション・プロステティックス病院に2つの専門ユニットが開設された。1つは糖尿病による足の合併症のある患者のためのユニットで、もう1つは慢性疾患に苦しむ人々のためのユニットだ。
病院の副院長である医師のハーリド・アブド・エルハディ氏は、これらのユニットは、イスラエルによる封鎖の結果、必要な医療専門知識と設備が不足しているガザ地区では初となる専門ユニットであると述べた。
病院サービスの拡大は、以前は治療のために海外に渡航したり、(糖尿病患者の場合)足の切断手術を受けたり、専門医による治療を受けられないため慢性的な痛みを抱えて生活したりせざるを得なかった糖尿病や慢性疾患を抱える多くの患者に利益をもたらすだろうとエルハディ氏は付け加えた。
ユニットの開設と同時に、医療スタッフのスキルと病院が提供するサービスの質を高めることを目的としてカタールの保健省とハマド・メディカル・コーポレーションの代表団が訪問した。
現場を訪問した医療チームは、カタールのワクフ・イスラーム事項省から資金提供された複雑な人工内耳手術と、泌尿器科手術を行い、ガザの医療スタッフにトレーニングと義肢に関するガイダンスを提供した。
2019年に開設されたこの病院は、カタール開発基金から資金提供を受けている。