
アル・ムッカラー:スイスで開かれる、国連が仲介する囚人交換会議に出席することになっていたイエメンのフーシ派の代表らが、サヌアからアンマンに向かう飛行機の中で、麻薬作用のあるカートを噛んでいた。情報筋がアラブニュースに明らかにした。
フーシ派のこの行為はパイロットを困惑させた。パイロットは会社に遭難信号を発信し、代表団がカートを噛むのをやめないことに抗議した。
情報筋によると、今回の問題が始まったのは、フーシ派が先週末サヌアで、カートを噛みながら国連機に乗ろうとして、パイロットに搭乗を拒否されたときだった。
フーシ派がカートの袋を隠しながら搭乗すると言い張ったため、パイロットは国連に航空機をリースしていた会社に電話した。
「ジェット機が離陸した後、フーシ派はカートの袋を取り出し、噛み始めた」と情報筋は付け加えた。
「パイロットは彼らにカートを噛むのをやめるように言った。拒否されると、彼は会社に2回目の遭難信号を送った」
オランダ在住のイエメン人ジャーナリスト、ファレス・アル・ヘミヤリ氏によると、そのパイロットはフーシ派を飛行機でスイスに運ぶことを拒否し、彼らを別の飛行機に乗せたという。国連イエメン事務所は現在、フーシ派代表団の不適切な行為により、20万ドルの罰金を科せられている。
そのジャーナリストはツイッターでこう補足した。「その遅れた航空機はヨルダンに到着し、そこで乗務員は旅程の継続を拒否した。フーシ派の交渉団は、ヨルダンからスイスに向かうカタール航空機に乗った」