ゴブラン・モハメド
カイロ:エジプト政府は25日、スーダンから446人のエジプト人と重体のスーダン人を含む189人を陸路で避難させた。
エジプト外務省のアーメド・アブ・ザイド報道官は、ハルツームのエジプト大使館、ハルツームとポートスーダンの領事館、ワジ・ハルファの領事事務所は、24時間体制でエジプト人を避難させるために努力し続けていると述べた。これまでに、1539人がスーダンから退避している。
さらに、治安状況が改善され次第、多数のエジプト人とその家族をハルツーム近郊の空港から避難させる取り組みが進行中だ、とも語った。
エジプト移民・在外エジプト人問題担当相のスハー・グンディー氏は、アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領の指示に従い、エジプト人は避難していると述べた。
避難プロセスは、国民の安全を確保するため、国家のすべての関連機関や組織で構成される国家委員会が監督している、とグンディー氏は付け加えた。
グンディー氏は、スーダンで立ち往生しているエジプト人に対し、ポートスーダン領事館とワジ・ハルファ領事事務所と連携し、避難準備のために港や空港まで到達するよう訴えた。
情報筋によると、エジプト運輸省傘下のランド・ドライポート局は、カスタルとアルキンの国境地点を通って帰国するエジプト人およびその他の国籍の人々に対して、全施設を提供している。
エジプト赤新月社の事務所がその2か所のポートに開設され、多数の救急車が配備されている。急増する様々な国籍の帰還者に対応するため、その2か所のポートで働くすべての機関の間で調整が行われているという
エジプト運輸省によると、お金のない人はアクセス料が免除されている。
エジプトに大使館を置く外国、特に中国とハンガリーは、自国民を受け入れるためにエジプト外務省と連携している。
エジプト運輸省の声明によると、中国人の第一陣がカスタルのランドポートに到着したとき、全施設が提供されたとのことである。
エジプト外務省は、24日に避難手続きのフォローアップのために在ハルツーム・エジプト大使館へ向かう途中で命を落とした、同大使館の事務担当補佐官であるモハメド・エル・ガラウィ氏の遺族に哀悼の意を表した。
同省によると、在スーダン・エジプト大使館は、人々を避難させ、エジプトへの安全な帰還を確保するという責任を引き続き果たしていくということだ。