
ハルツーム:スーダンの首都の一部では、対立する武装派閥間の衝突の音が一晩中聞こえたと、住民たちは5月24日水曜日に語った。これは、援助物資の輸送を可能にし、より長期的への停戦への土台を築くために設けられた、1週間の停戦が2日目に入っていた。
停戦は、サウジアラビアと米国、および紛争当事者による監視のもとで、首都ハルツームでの激しい戦闘と、西部ダルフール地方を含む他の地域での暴力事件が起こった5週間後に実施された。
スーダンの首都を構成する青ナイル川と白ナイル川の合流点周辺の3都市の1つであるオムドゥルマンの住民によると、火曜日の深夜、いくつかの地域で銃撃戦が起こった。
首都の郊外にあるワディ・サイドナ軍事基地付近では、激しい砲撃が聞こえたと報告されている。
停戦により、ハルツームでの戦闘は火曜日には比較的落ち着いたが、今のところ人道支援が急速に拡大する兆しはほとんどみられない。援助関係者によると、紅海沿岸のポートスーダンに到着した物資やスタッフの多くは、セキュリティの許可や保証を待っている状態だという。
戦闘はスーダン軍と強力な準軍事組織である即応支援部隊(RSF)の間で行われており、国際社会の支援を受け、文民政府による選挙への政治的な移行に向けた計画が最終決定されようとしていたときに勃発した。
スーダンは、4月15日に紛争が勃発する以前から深刻な人道的な問題に直面していた。紛争により、100万人以上が故郷を追われる状況となり、地域の不安定化が懸念されている。
国連によると、援助を必要とする人の数は、人口の半分以上にあたる2,500万人に急増したと報告されている
ロイター