
バグダッド:イラク警察は水曜日、学校建設現場から25万錠のカプタゴンを回収した、と政府が発表した。この押収事件は、アンフェタミン系覚醒剤の消費急増を浮き彫りにしているという。
今回の押収は中東に氾濫しているカプタゴンの生産と密売の拠点とみなされているシリアとの国境にあるアル・アンバー州で行われた。
イラク警察が「ラマディ市内で改築中の学校から25万錠のカプタゴンと1キロの大麻樹脂を押収した」と内務省はFacebookで発表した。
同省は、容疑者を追跡し逮捕するための取り組みが進められている、と詳細な説明は省いて付け加えた。
イラクは長い間カプタゴン取引の中継国であったが、当局によれば、違法薬物の消費者市場になりつつあるという。
同国の治安部隊はここ数カ月、麻薬捜査を強化しており、注目度の高い摘発もいくつか報じられている。
3月、当局はシリアとの国境にあるアルカイム国境検問所で300万錠のカプタゴンを押収したと発表した。
シリアは5月のアラブ外相会議で、「シリア国境を越えて行われる麻薬密売や密輸の影響を受けている」ヨルダンやイラクとの「協力を強化する」用意があると述べた。
また、3カ国は「密輸活動を根絶するために必要な措置をとる」ことも約束した。
AFP