
パレスチナ自治区:イスラエル軍が占領下のヨルダン川西岸地区でパレスチナ人1人を射殺した。パレスチナ当局が22日に明らかにした。イスラエル軍は、この人物がナブルス近郊で「車両暴走攻撃を試みた」としている。
パレスチナ保健省は、ファウジ・ムハリファ氏(18)は21日遅くに「サバスティーヤにおいて占領者(イスラエル)の銃弾によって殺害された」と述べた。
ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍によって数時間のうちに殺害された2人目のパレスチナ人となった。
イスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区北部のこの町における「車両暴走攻撃の試み」に対し「車に乗っていた容疑者らに向け発砲することで」対応し、「運転していた人物は無力化された」と述べた。
ムハリファ氏の車に乗っていたもう一人の「容疑者」は負傷して逮捕されたという。
今回の事件は、イスラエルが1967年の六日間戦争以来占領しているヨルダン川西岸地区で緊張が高まる中で起こった。
同地区ではパレスチナ人によるイスラエル人を標的とした攻撃が相次ぐ一方で、イスラエル人入植者によるパレスチナ人コミュニティーに対する暴力も急増している。
パレスチナ保健省は21日のこれより前にも、ラマッラー近郊でモハメド・アル・バイド氏(17)が死亡したと発表していた。
同省は、同氏はウム・サファ村でイスラエル軍に実弾で銃撃された際の負傷がもとで死亡したと述べた。イスラエル国境警察は、同氏が警官を襲撃したと主張した。
同警察は声明の中で、「暴力的な騒動」が発生し「容疑者らが石や爆発物を投げつけてきた」と述べた。
また、「爆発物を投げつけてた容疑者に対し、ある警備員が発砲で対応した」結果「命中が確認された」とした。
AFPがイスラエル・パレスチナ双方の公式データを集計したところによると、双方の紛争に関連した暴力事件により、今年に入ってから少なくとも198人のパレスチナ人、27人のイスラエル人、1人のウクライナ人、1人のイタリア人が死亡している。
パレスチナ側の犠牲者には戦闘員と民間人の両方が含まれているが、イスラエル側では大半が民間人で、少数派のアラブ系住民も3人含まれている。
ヨルダン川西岸地区には約300万人のパレスチナ人が住んでいるほか、約49万人のイスラエル人が入植地で暮らしている。これらの入植地は国際法のもとでは違法と見なされている。
AFP