
テヘラン:イランは木曜日、イランの都市ゴムでウイルスが引き起こした病気で2人が死亡したという前日の発表の後、中国発祥の新型コロナウイルスにさらに3人が感染したと発表した。
半国営通信社IRNAによると、聖都ゴムではシーア派の神学校を含む全ての学校や大学が閉鎖された。他のニュース報道は、この伝染病が発生した中国の都市、武漢からイラン政府が60人のイラン人学生を最近避難させたと報じた。
首都テヘランから南に約140キロ(86マイル)に位置するゴムは、イラン国内だけでなく、イラク、パキスタン、アフガニスタン、アゼルバイジャンなどのシーア派ムスリムにとって、人気の宗教目的地で、学びや宗教学の中心地となっている。ここは牧場でもよく知られている。
イラン保健省の当局者、キヤノウシュ・ジャハンプールは自身のツイッターアカウントで、イランでのウイルス感染事例の件数は、水曜日にゴムで亡くなった2人のイラン人高齢者を含む5件であると綴った。
IRNAは、新たな3例は、全てゴムに住むイラン人で、感染者の1人はアラークの街を訪れていたと報じた。イランの保健副大臣のモハマド・マフディ・ゴウヤは、彼らは中国国民とは全く接触していなかったようだと語った。
イラン当局は現在、この病気の感染源と、パキスタンやその他の国からの宗教巡礼者との繋がりがあった可能性を調査している。
AP通信