
東京都は、オリンピック主催都市の新型コロナウイルス新規感染者数が過去6か月間で最多となったことを受け、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長と東京の小池百合子都知事が木曜日に会談すると発表した。
7月23日の開会式を約1週間後に控え、東京都は水曜日に、1月22日以来最多となる1,149件の新型コロナウイルス新規感染者数を報告した。
バッハ会長と菅義偉首相の会談の翌日に行われるこの会談で、IOC会長と小池都知事が何を話し合うかは明らかにされていない。
新型コロナウイルス感染症の流行のため昨年から延期された同大会は、感染症への懸念から日本ではほとんど支持されていない。来日した複数の選手が到着時に陽性反応を示し、ブラジル選手団を受け入れているホテルでは集団感染が発生している。
RIA通信は水曜日に、スタッフの一員であるマッサージ師が陽性反応を示したため、ロシアの7人制ラグビー女子チームが隔離されていると報じた。
新型コロナウイルス感染者数のリバウンドを受け、東京都では今週初めに4回目の非常事態宣言が出され、大会主催者はほぼ全ての会場での無観客開催を決めた。
バッハ会長は水曜日に、競技参加者間の高いワクチン接種率、選手やサポートスタッフの移動制限、無観客開催や継続的検査など、厳格なコロナウイルス対策が実施されていると述べた。
「このメッセージが届く必要がある。日本人はこのことに自信を持たなければならない」とバッハ会長は述べた。
ロイター