
ナジャ・フーサリ
ベイルート:6日金曜日、上層部の政治家たちは、緊張を激化しレバノンを戦争の瀬戸際に追い込んでいる、ヒズボラのイスラエルを標的としたロケット攻撃を糾弾した。
テロリストグループによる6日金曜日の一斉砲撃は、国境を越えた交戦の3日目、イスラエル国防軍(IDF)によるレバノン南部への報復攻撃を招いた。
レバノンのカタエブ党の党首であるサミー・ゲマイエル氏は次のように語った。「レバノンとは無関係の宗派的かつ地域的な行動計画を実行した、このヒズボラの行為を私たちは受け入れない。
「私たちは、戦争と平和に(関する)決定を下し、武器を軍の管理内に限定し、国際的な正当性を有する決定を尊重する国を望んでいる。」
レバノンの前首相であるサアド・ハリーリ氏は、「状況は非常に危険であり、国連決議1701に対する前例のない脅威である」と述べた。
ハリーリ氏は、「南部を地域紛争のプラットフォームとして使用すれば、計り知れない結果と影響をもたらす可能性がある」と警告した。
「レバノンはオマーンの海で起きたイランとイスラエルの衝突に関係しておらず、国家は市民を保護し、主権の基盤を提供する責任がある唯一の組織である」と同氏は語った。
レバノン軍団党の党首であるサミール・ジャアジャア氏は、この状況の深刻化は「この地域の緊張の高まりを考えると非常に危険だ」と語った。
同氏は交戦に関して、火遊びはレバノンの人々に悲惨な結果をもたらす可能性があると付け加えた。
アラブ連盟は「イランとイスラエルの紛争にレバノンを引きずり込む」ことを拒否したが、ガザを拠点とする過激派グループのハマスは、ヒズボラの行動に対し「全面的な支援」を宣言した。
一方、ソーシャルメディアで流布されたビデオ映像によると、チョウヤ村の住民たちの一群は、家々の間を通り抜けロケットを運搬しているとされる車両に抗議し、IDFが「来て私たちを襲撃する」よう刺激していると言った。
映像では、村人たちは車両を取り囲み、トラック、車、そして中にいるヒズボラのメンバーだと言う人々を捕らえた。没収されたトラックの発射装置には11発のロケットがあり、空の砲弾も回収されたとされる。
レバノン軍司令部によると、ロケットを発射した疑いのある4人の容疑者をチョウヤで逮捕し、作戦で使用された発射装置を押収した。
レバノンは、世界銀行が1世紀以上の間で世界最悪レベルであると述べる経済危機に取り組んでいる。
ベイルート港での1年前の致命的な爆発に続き内閣が総辞職して以来、国際的な圧力にもかかわらず、レバノンの政治家たちは今に至るまで組閣することができていない。
イスラエルは数ヶ月間にわたるイランとの緊張関係に陥っており、レバノンのヒズボラはイラン政府の主要な代理人と見なされている。