

我が国の若者が優れた功績をあげるのは初めてではない。彼らは常に誇りに思われ信頼されてはいるが、今年は、地球上の生命を混乱させ、人類が何を優先すべきかを覆すほどのパンデミックがあったため、彼らへの課題は重大なものだった。サウジアラビア人は、立ち向かう方法や、どれほど悲惨な影響を及ぼすか誰も正確には分からないこのパンデミックに、いつの間にか、世界の最も強力な20 ヶ国の経済を率いる責任を負い直面していることに気付いたのだった。
危険な伝染病の蔓延に際し、今まで開放されていた国境が閉鎖され国や社会が外部から閉ざされた際、我が国のリーダーシップは、世界を先導する今日の義務感を認識し勇気を出し異例の課題に立ち向かった。これによって「すべての人のために21 世紀の機会を実現する」というテーマの下、「自閉と機会の損失」と向き合うための多くのイニシアチブを発足させた。
サウジアラビア人は、立ち向かう方法や、どれほど悲惨な影響を及ぼすか誰も正確には分からないこのパンデミックに、いつの間にか、世界の最も強力な20 ヶ国の経済を率いる責任を負い直面していることに気付いたのだった。
ナーイフ・アル・ファハーディ
従って、それらの課題に対処するために多くの発案を提示するG20 諸国を動員することで、そのイニシアチブに焦点を合わせた。パンデミックの開始時に、G20 諸国は、差し迫った資金調達のニーズを満たすために、210 億ドル超を勇敢に約束した。それに加え、事業を支援し、人々の生計を保護するために、11 兆ドル超を世界経済に投入し仕事や収入源を失うリスクのある人々を保護するための社会的セーフティネットを拡大し、世界で最も脆弱な国々への緊急支援の提供と債務を緩和するための140 億ドル以上を確保した。また開発銀行、国際通貨基金、世界銀行を通じて3,000 億ドル超を提供した。
我が国の若者たちは、この特別なイベントの閉幕にあたり、より強く、より強固で、持続可能な世界に向け、期待そのものであるように、ご信頼とご支援をくださった二聖モスクの守護者サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王と、ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ皇太子兼第一副首相兼国防大臣に非常に深く感謝の念を抱いているのである。