
リヤド:11月20日、アラブ・イスラム諸国の閣僚はガザでの戦争を終結させることを目的とした歴訪の最初の行先として中国を訪問する。サウジアラビアの外務大臣、ファイサル・ビン・ファルハーン王子が明らかにした。
サウジ外務省が18日にXに投稿したコメントによると、この歴訪は今月初めにリヤドで開催されたアラブ・イスラムサミットで成された決定をイスラム閣僚委員会が実行に移すための最初の一歩であると、ファイサル王子はバーレーンで開かれたIISS地域安全保障サミット(マナーマ対話)の際に述べた。
閣僚たちは中国に続いて、複数の国の首都を訪問して即時の停戦の実現とガザへの援助物資の搬入を進めるための強力なメッセージを伝える。
18日、ファイサル王子はジョセップ・ボレル欧州連合外交担当相とガザ情勢について議論を交わした。
会談後報道陣の取材に応じたファイサル王子は、和平の重要性について国際社会では合意があるものの、即時停戦の必要性に対してはまだ十分な注意が払われていないと述べた。
「ある時点で中東地域の我々全員にとって安全の保証となる、パレスチナ国家樹立を伴う恒久的和平に向けた取り組みを再開することが可能だ。しかし、目下の優先事項は戦闘の終結だ」
王子はさらに、次のように続けた。「我々は協力して、この戦争とガザで毎日見られる民間人の苦しみを終わらせなければならない」
イスラエルはガザ地区の標的に対して容赦ない爆撃と地上攻撃を行っており、その結果これまでに1万2,300人が犠牲になり、100万人以上が避難民となった。