
Arab News
リヤド:コロナウイルスの拡散を防ぐためにサウジアラビアで月曜から学校と大学が閉鎖されることに。
サウジ教育省は保健機関により“予防的”手段が推奨され、学生と職員を守るためにその策定が行われると述べた。
この決定は、公立および私立学校、技術および職業訓練学校を含むすべての教育機関が対象となる。
同省は、「教育省は、効果的で質の高い教育過程の継続を確実にするため、学校閉鎖中のバーチャルスクールと遠隔教育の活用を指示しました」と述べた。
サウジアラビア王国のHamad bin Mohammed Al-Asheikh教育大臣は、この決定が予防的措置であったことを認め、学校へ戻る前に毎日および毎週評価を実施していると述べた。
一方、Tawfiq Al-Rabiah保健大臣はサウジアラビア王国内の教育施設でコロナウイルスの事例は起きていないことを正式に発表した。
「神のおかげで状況は安心できる状態にあり、教育施設で事例は起きていません。しかし各国での事例の増加により私たちは自分たちの息子や娘の安全を強化したいと強く望むようになっています。そこで私たちは教育省と連携し学校を一時閉鎖することにしました」と保健大臣は日曜にツイートの中でこう述べた。
教育省は遠隔教育や保護者からの質問への対応を支援する管理室を設置した。
また同省が設置した新たな委員会が、同省の提供する遠隔教育方法を通じてバーチャルスクールが確実に機能しているようにする。
これには、バーチャルスクールプラットフォーム(Vschool.sa)や、AppleおよびAndroidストアで入手可能な素材が含まれる。
また“Ain” TVチャンネルとYouTube(リンク: www.youtube.com/dorosien)を通じて授業も提供する。
General Presidency for the Affairs of the Grand Mosque and the Prophet’s Mosque(グランドモスクおよび預言者のモスク事務総長)も、コロナウイルス拡散防止と来場者の安全確保のために推奨された予防措置の一環として外部施設内での訪問プログラムを中止すると日曜に述べた。
それらの施設には聖カアバの覆いのキング・アブドルアジーズ・コンプレックス、2つの聖モスクのギャラリー、メッカの聖モスクの図書館などが含まれる。
「総長は24時間態勢で行われている消毒作業を強化することでウイルス拡散を防ぐための一連の予防的措置をとり、すべての関連する政府部門との連携と協力に懸命に取り組んでいます」とSPAに発表された声明で述べた。
またこれらの予防的取り組みは、とりわけこの2つのモスクの人々、そして総じて市民そして国民を守るために、この新たなウイルスの蔓延と闘おうと努めるサウジアラビア政府によって実行されている手段と共に行われると付け加えた。