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自民刷新本部メンバーに裏金疑い＝首相、人選見直さず
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13 Jan 2024 07:01:10 GMT9
13 Jan 2024 07:01:10 GMT9
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自民党が安倍派などの政治資金規正法違反事件を受けて設置した政治刷新本部（本部長・岸田文雄首相）のメンバーに、政治資金パーティー収入を裏金化していた疑いのある同派議員が含まれていることが分かった。複数人に上る可能性もある。党関係者が１３日、明らかにした。
首相は国民の信頼回復に向け、同本部で改革の具体策をまとめる方針だが、野党などから正当性を問う声が上がりそうだ。
首相は首相官邸で記者団に「党が一致結束して議論を行うに当たって排除の論理は適切ではない」と述べ、疑いを理由にメンバーから外す考えはないと強調。「党全体で議論を行い、国民の信頼回復につながる結論を出していきたい」と語った。
刷新本部メンバーは首相を含めて３８人。安倍派所属議員は最多の１０人で、本部長代理に岡田直樹参院幹事長代行、副本部長に野上浩太郎参院国対委員長が就任。幹事・事務局次長に佐々木紀、高階恵美子、上野通子、太田房江、松川るい、吉川有美、藤原崇、高橋はるみ各氏が就いた。
党関係者によると、刷新本部の人選に当たり、党執行部は派閥のバランスに配慮しつつ、党役員を役職に配置。中堅・若手を増やすため、青年局長・女性局長経験者を積極的に登用した。裏金の疑いの有無は判断基準にしなかったという。党関係者は「一部議員に疑いがあることは織り込み済みだった」と語った。
自民は１１日に刷新本部の初会合を開催。通常国会での野党との論戦を見据え、月内の中間取りまとめを目指している。メンバーに裏金の疑いが浮上したことを受け、立憲民主党の中堅は「裏金隠蔽（いんぺい）本部か」と指摘。自民内からも「国民に信用されるのか」（閣僚経験者）と懸念が出ている。
時事通信
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