
リヤド:サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドル アジーズ・アール・サウード皇太子殿下は5日、リヤドでアントニー・ブリンケン米国務長官と会談したとサウジ通信社が報じた。
ブリンケン国務長官は、イスラエル・ガザ戦争開始以来5回目となる同地域歴訪の最初の訪問地として、5日早朝にリヤドに到着した。ブリンケン国務長官はこの後、イスラエル、エジプト、カタールを訪問する予定である。
サウジアラビア外相のファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子と同王国の駐米大使リーマ・ビント・バンダル王女が会議に出席した。
4カ月近くに及ぶ戦争が、包囲されたガザに与えた壊滅的な影響について、支援団体が繰り返し警鐘を鳴らしてきたことを受け、ブリンケン国務長官は、今回の訪問に先立ち、「ガザの人道的ニーズに緊急に対処する」必要性を強調した。
ハマスが統治するガザの保健省は、パレスチナ武装勢力とイスラエルとの間の4カ月近くに及ぶ戦争で、少なくとも27,478人が殺害されたと発表した。
同省の声明によると、10月7日に戦闘が始まって以来、66,835人が負傷したという。