
リヤド:サウジ料理芸術委員会は、料理芸術に特化した国際フォーラムやコンテストにおいて、同国の食文化を向上させる計画であるとサウジ通信社が報じた。
これは、同委員会が国際組織であるシラ・フードとの戦略的提携を発表した際に明らかになった。
SPAによると、この提携により、サウジアラビアは来年、権威ある料理コンクール「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」と「ワールド・ペストリー・カップ」の中東地区予選を開催することになり、同国の料理芸術分野の発展にとって重要な節目となる。
これらの権威あるコンクールは、中東地域のトップクラスの才能を発掘することを目的としており、世界的な舞台で競い合うチャンスを提供し、サウジアラビアのシェフたちに専門技術を披露する国際的な舞台を与えることになる。
料理芸術委員会とシラ・フードの提携には、2025年1月にフランス・リヨンで開催予定のワールド・ペストリー・カップ・ファイナル、ボキューズ・ドール国際料理コンクール、シラ・エキスポへの参加が含まれている。
この提携は、同委員会とシラ・フードの既存の提携関係を基盤としており、以前にはシラ・アラビア・エキスポがリヤドで開催された。
委員会のCEOであるマヤダ・バドル氏は、シラ・フードとの協力関係が王国の料理芸術の発展の鍵であると強調した。同氏は、地域ボキューズ・ドール国際料理コンクールやワールド・ペストリー・カップの開催、そして委員会のシラ・リヨンへの参加は、この分野における王国の世界的な存在感を高めるという強い意志の表れであると述べた。
バドル氏は、このパートナーシップは、サウジアラビアの料理界を豊かにする戦略的パートナーシップを構築することで、料理芸術分野の向上を目指す当局の取り組みの一環であると述べた。このイニシアティブは、この分野の成長を促進するだけでなく、サウジアラビアのシェフの能力強化と地元の才能の育成にもつながる、と同氏は述べた。