
東京:大阪・関西万博が4月13日に開幕するが、駐日サウジアラビア大使のガーズィー・ファイサル・ビンザグル氏は、このイベントは「世界が多くの課題に直面している今、つながり、繁栄、革新のために団結することの重要性を伝えるメッセージである」と述べた。
ビンザグル大使は水曜日、大阪のサウジアラビア・パビリオンにて、王国と日本との緊密な関係を強調した。さらに大使は、サウジアラビアは重要な国家的「変革」の最中にあり、これは「万博の象徴である、持続可能な経済成長と世界の繁栄という価値観の多くを担っている」と語った。そして、サウジアラビアは日本と多くの類似した価値観を共有しており、両国は今年外交関係樹立70周年を迎えていると述べ、次回の万博はリヤドで開催される予定であると述べた。
サウジアラビア・パビリオンは、イノベーションと次世代への機会創出、そして “平和と繁栄は私たち全員がコミットすることで実現するという重要な価値観 “を表していると語った。
「私たちのパビリオンは、そのような精神を浮き彫りにしています。このパビリオンを通して、サウジアラビアを日本に紹介し、そこを訪れる人々が、私たちが誇りとするサウジアラビアの遺産を垣間見ることができ、サウジアラビア王国で現在起こっているダイナミズム、また、私たちの未来と私たちが向かっている方向を見ることができるよう、私たちは懸命に努力してきました」と述べた。
この未来には、アル・キディヤやネオムのようなエキサイティングなプロジェクトが含まれるが、パビリオンでは、コーヒーやナツメヤシのようなサウジアラビア文化の地に足のついた側面も紹介している。そして芸術、音楽、自然、ビジネスといったテーマで、サウジアラビアのさまざまな要素や側面をとらえた700以上の重要なイベントが開催される予定だ。
2030年にリヤドで開催される次回の万博を前に、ビンザグル大使は次のように語った。
「日本から聖火を受け取り、それを引き継ぐことは常に名誉なことです。駐日サウジアラビア大使として、重要な価値観だけでなく、チャレンジを受け入れることの重要性、伝統に誇りを持つと同時に、今日にふさわしく、未来を切り開く存在でありたいと熱望している点で、深い一致を感じています。これは私たちが日本と共有しているバランス感覚です。そして、日本から聖火を引き継ぐとき、私たちはその旅路を前進させるのです。今年、皆さんは日本で我々の「故郷」を訪れますが、次回は、サウジアラビアで貴方たちの故郷を訪れてほしいと願っています」