


東京:対外貿易総局(GAFT)のファリド・ビン・サイード・アル=アサリ副総裁(国際協定・組織担当)兼サウジ交渉団長が代表を務めるサウジ代表団が、6月30日から7月4日まで行われるGCCと日本の自由貿易協定(FTA)の第2回交渉で王国代表団を率いるため東京を訪れている。
GAFTによると、サウジアラビアの交渉チームには、物品、サービス、投資、電子商取引、知的財産、政府調達などに焦点を当てた9つの技術チームが含まれている。46の政府機関で構成されるこれらのチームは、世界貿易機関(WTO)や自由貿易協定(FTA)における交渉や提案に関する王国の立場を準備し、交渉チームに関連報告書を提出する。
2024年、サウジアラビア王国と日本の貿易額は約360億ドルに達した。サウジアラビアからの最も重要な輸出品は鉱物製品と有機化学製品である。一方、日本からの主な輸入品は自動車とその部品、機械・機械工具である。
全体として、サウジアラビアの輸出総額は約280億ドル、輸入額は約80億ドルであった。
サウジアラビアのチームは、貿易交渉が王国の貿易目的と政策に合致するよう、その進捗状況を監督・監視している。さらに、同チームは王国の立場を取り入れるために交渉に積極的に参加し、その役割は交渉プロセスにとって不可欠なものとなっている。
対外貿易総局は王国の国際貿易戦略にとって不可欠である。貿易利益を高め、世界的なプレゼンスを強化し、持続可能な発展のために国際機関と連携することを目的としている。同総局は、交渉において重要な役割を果たし、王国の利益を代表し、貿易協定が王国の目的に合致することを保証する。