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サウジアラビアがコロナウイルスによるロックダウン規制を緩和

6月21日に、王国の全ての外出禁止令が解除される予定だ。(シャッターストック)
6月21日に、王国の全ての外出禁止令が解除される予定だ。(シャッターストック)
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26 May 2020 04:05:48 GMT9
26 May 2020 04:05:48 GMT9
  • 外出禁止令はメッカを除き、日曜日に緩和され、国内旅行も認められる
  • サウジアラビアの全ての外出禁止令は6月20日に解除される予定

リヤド:サウジアラビアは、コロナウイルスのパンデミックにより、同国の活動の大部分を停止させることとなった規制の解除を発表した。

5月31日日曜日をもって、メッカを除く王国の全ての地域に対する外出禁止令が緩和される。都市の中や国の地方の中での移動も再び認められることになると、サウジ通信社が火曜日、報じた。

規制緩和により、王国の24時間のロックダウンは、日曜日までについては午後3時から午前6時までに緩められ、その後の外出禁止時間は午後8時から午前6時までに変更となる予定だ。メッカについては24時間の全面的なロックダウンが引き続き行われる予定だ。

6月21日には、王国の全ての外出規制が解除され、メッカのモスクでの礼拝も認められる。

それまで、ソーシャルディスタンスの指針は引き続き忠実に守らなければならず、50人以上の集会は引き続き禁止される。

当局は、省庁、政府機関、民間企業での出社やオフィス業務の再開も許可した。

経済活動や商業活動の一部も、卸売業や小売店、ショッピングモールなどでも、実施が認められるようになる。カフェも再び営業が認められる予定だ。

しかし、美容院や理髪店、スポーツクラブ、健康クラブ、レクリエーションセンター、映画館など、ソーシャルディスタンスのルールの達成が難しい全ての業種は引き続き閉鎖される。

ウムラの巡礼や国際線フライトは、今後発表がなされるまで、引き続き停止となる。

新たな規制は、保健省による断続的な評価を受け、状況によっては変更される可能性がある。

これまでに、保健大臣のタウフィーク・アル・ラビア医師は次のように述べた:「これらの段階は、ソーシャルディスタンスに基づく新たな考え方を取り入れながら、我々が通常の生活に戻るまで、徐々に開始されて行きます」。

大臣はまた、王国が流行の初期に取った予防措置がウイルスの感染拡大の抑制に役立ったと付け加えた。

現在、保健省は、重篤な事例に対応できる医療システムの能力と、可能な限り迅速に新たな感染者を特定するための検査の拡大という、主に2つの要因に基づく次の段階の計画を策定していると、大臣は語った。

月曜日、サウジ国民を安心させるため、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は次のように語った:「神の思し召しがあれば、悪い状況は過ぎ去り、我々は神の元へと向かって行くのだ。神の思し召しがあれば」。

王国では月曜日、2,235人のCOVID-19新規感染が記録され、合計感染者数は7万4,795人、死者数は9人増えて399人となった。世界では550万人以上が感染し、35万人近くが死亡している。

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