
ルバ・オバイド
ジッダ:サウジアラビアのコロナウイルス感染率は全国の外出禁止令解除から1週間経った今変動している、と保健当局は警告した。
保健省のモハメド・アル=アブド・アル=アリー報道官は日曜日の記者会見で、感染曲線は再び上昇していると語り、疾患の拡大を抑制するため医学的アドバイスに従うよう人々に促した。
報道官は、サウジの感染率(R数、再生産数R)は現在1~1.5の間にあるが、変動していると述べた。
再生産数Rが1より大きい場合、感染は指数関数的に拡大するだろう、とアル=アリーは警告した。
「感染がゆっくりと途絶えていくよう、各国ではこの数値を1以下に保つよう(専門家に)助言されている」と報道官は付け加えた。再生産数Rは、各感染者がウイルスを感染させる平均人数を指す。
アル=アリーは、サウジアラビアのCOVID-19患者の68%が病気から回復したと述べた。保健省は過去24時間に2,627人の新規回復患者を発表し、サウジの回復患者総数は124,755人となった。
全国で合計3,989人の新規感染患者が報告され、現在182,493人がこの病気に感染している。このうち56,187人が有症状患者で、2,277人が重体または重症である。
サウジでは木曜日に40人の新たなコロナウイルス関連死を記録し、合計が1,551人に増加した。
「重症患者の数は高いと見なされるが、ここ数日は落ち着いている。しかし、これらは過去数週間に感染した症例に関連したものだ」と、アル=アリーは述べた。
国内でウイルスが発生して以来、保健省は1,608,025件のPCR検査を実施している。疾病管理予防センターのアブドラ・アル・グウィザーニ最高経営責任者(CEO)は、同センターはサウジ全体の機関やセクターに向けた予防措置を含む40の保健プロトコルを開発・公表したと述べた。
「これらのプロトコルは、まずニーズ理解とリスク評価を行い、次に世界の最善の事例を研究し、最後にプロトコルを起草・公開する、という3つの段階を踏まえて策定されたものだ」と、グウィザーニは述べた。
「しかしこれらのプロトコルは、地域社会のすべての場所に導入されなければ効果が発揮されず、地域社会を救うことができなくなる」