
イエメンの対立する陣営、サウジによるリヤド協定履行の提案を受け入れる
リヤド:イエメン政府と南部暫定評議会(STC)は、リヤド協定の履行を加速させることを目的とした、サウジアラビアによる提案を受け入れた。当局筋が18日の夜に述べた。
この提案に含まれるのは、6月22日に発効した停戦の継続と、STCが、権限を分割するリヤド協定に賛成して自治を放棄し、アデン県の知事と治安責任者を任命することの、STCによる発表だ。イエメン首相は30日以内に、北イエメンと南イエメン両方の代表者を含む政府を樹立する。合わせて、敵対する軍隊はアデン県を離れ、アビヤンから撤退する。
KSA's efforts in bringing together Yemeni political leaders and their points of view closer, and reaching consensus on the mechanism for implementing the Riyadh Agreement shows the possibility of resolving Yemeni differences through dialogue without the use military force.
— Khalid bin Salman خالد بن سلمان (@kbsalsaud) July 29, 2020
サウジアラビアの国防副大臣ハーリド・ビン・サルマーン王子は、イエメンのアブドラブフ・マンスール・ハディ大統領とSTCに対し、リヤド協定履行を加速させるためのサウジの努力を支援したことに感謝した。
「私は、それの履行と、イエメン国民の利益を優先するために集まっている政党について、楽観的で自信があります」と同氏は述べた。
イエメンの政治指導者らが互いに話し合い、意見の相違を解決し、協定履行について合意に達するよう促すサウジアラビアの努力により、イエメンにおける意見の相違を、対話を通じて平和的に解決する可能性が示されている、と同氏は付け加えた。
「連合がイエメンの合法政府を支援することの主要な目的は、安全と安定、そしてイエメンが、湾岸およびアラブ世界の活発なメンバー国として戻ってくることです。イエメンに派遣された国連特使の努力を支援することに加えて、リヤド協定は、これを達成するための鍵となる要素です」とハーリド王子は述べた。
「協定履行を加速させるという、イエメンの当事者らの同意に反映されているのは、対話、紛争解決、互いの受け入れ、政治的協力の追求、そして危機を解決するための包括的な政治的解決への支援を心の底から望む気持ちです」
サウジアラビアのアーデル・アル・ジュベイル外相は次のようにツイートした。「リヤド協定履行を加速させるためのメカニズムは、イエメンの危機に対する包括的な政治的解決に達するための国連の努力を支援することに加えて、国家機関を活動的にし、全イエメン市民に奉仕するための重要なステップです」とツイートした。
当局筋によると、南北イエメンの各代表は、UAEの協力を得てリヤドで会談し、2019年11月5日に調印されたリヤド協定の履行を阻止している障害の、受け入れ可能な解決策として、この提案に合意した。
彼らは、イエメン国民の利益を優先すること、政府がアデンから運営するための準備をすること、解放地区で開発計画を開始すること、国連および国連特使と協力してイエメンの危機を解決するために活動することにも合意した。
サウジ当局は、イエメン大統領、政府代表団、STCの肯定的な反応を歓迎する一方、両者が協定を順守することの重要性を強調した、と当局筋は付け加えた。
彼は、イエメンの合法政府のため、サウジ主導のアラブ連合を引き続き支持すること、そしてイエメン国民の要望に従い、この危機に対する包括的な政治的解決に達するための国連の取り組みを継続することも再確認した。
SPA