
アラブニュース
ロンドン:サウジアラビア・データ人工知能機関(SDAIA)と国連の国際電気通信連合(ITU)は木曜、AIによる国際協力を支援するため、契約書に署名した。
了解覚書(MoU)は、リヤドで開催されたグローバルAIサミットの2日目に署名され、誰もが利用できるようAIを最良に実施し、イニシアチブを開発して、AIから得る利益を最大限に活用することを目的としている。
また、この了解覚書は、資源を結集し、AIテクノロジーを採用したいと考えている正式な機関に支援を行うため、各国が国際的に認知されているシステムを開発する手助けとなる、とサウジ通信社(SPA)は報告した。
SDAIAの代表、アブドラ・ビン・シャラフ・アル・ガムディ氏は同契約を受け入れた。
「ITUは同王国とともにAI分野で最良の方法を共有します。これは、国家規模での新興企業や新たなインキュベーターに出資し支援していく方法、特に各国のAIの受容性や国際協力を支援するために、現存する正式な構造がない分野における方法を明らかにする手助けとなります」とアル・ガムディ氏は述べた。
ITUの事務局長は、国連機関が、持続可能な開発目標の到達と、世の中のためになる力としてAIを推進していくことに向けて、進展を加速させるようなプロジェクトやイニシアチブを開発できるようSDAIAと共に働くことを心待ちにしている、と述べた。
「私たちは誰もがアイデアや最良の方法を出し合い、AIの持つ最大の可能性を解き明かせるよう協力できる場所で、国家が共にAIの力を利用する世界を夢見ています」と趙厚麟氏は述べた。
「今日や明日のあらゆる側面に影響を与えるAIにおいては、提携はこれまで以上に必要になってきます」と事務局長は付け加えた。