
Hebshi AlShammari
リヤド:財務省の2020年第3四半期の数字は、サウジアラビアが経済の多様化に成功し、石油収入への依存からの脱却を続けていることを示している。
同省は水曜日に、2020年第3四半期の石油以外の収入が122.9億リアルに達した一方、石油収入は92.5億リアルだったと発表した。ビジョン2030が発表されて以来、3年間続いてきた傾向の継続が明らかになった。
財務アドバイザーであり、チーム・ワン・ファイナンシャル・コンサルタンツの責任者、アブドラ・バエシェン博士は、政府機関による「高い水準の注力」と歳出効率の合理化が非石油収入の増加につながったとアラブニュースに語った。
「この飛躍は経済の多様化により達成された。経済の多様化は非石油収入の増加を後押しした。これは予算の安定性と外国人投資家の前向きな将来見通し、そして通貨の強さと安定性を示す指標を反映している」と同氏は語った。
COVID-19のパンデミックは国内・世界経済に悪影響を与えたが、第3四半期の数値は前年同期比ではマイナスとなっているものの、第2四半期比では大幅に増加している。バエシェン氏は、民営化により2021年の歳入は大幅に増加すると予想しているという。「政府は、今後何年にもわたって良好な歳入を実現できる重要な資産を所有している」
財務アドバイザーのアブドラ・アル・バラック氏は、第3四半期末に向けてCOVID-19の規制が緩和され、消費者支出の水準が通常と同程度の割合に達したことが歳入の増加につながったとしている。同氏はまた、付加価値税が5%から15%に引き上げられたことが歳入増加の「主な理由」であると述べている。