
オネ・カルロス・ディアス
ドバイ: 11月21日、22日にリヤドで開催されるG20首脳会議では、新型コロナ後の世界がどのようになるかを議論することになるとEU首脳陣が金曜日の説明会で述べた。
サミットは「世界の連携の新たな始まりとなる可能性があります」とEUのウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は述べた。
EU理事会のシャルル・ミシェル議長は、サミットは、コロナ後の「世界をどのような姿にしたいか」を計画することになると述べた。
両首脳は、気候変動とともに新型コロナ対策の緊急性を認め、フォン・デア・ライエン氏は、ウイルスに対するワクチンの開発と分配への継続的な投資を呼びかけた。
彼女は、ワクチンの迅速で公平な分配のための世界的取り組みであるCOVAXに関する最新情報について説明した。
「先頃、中低所得国のためのCOVAXを通したワクチン調達用に、18億ドルの約束を取り付けましたが、もっと多くの資金が必要になります。見積りとしては約50憶ドルです」と彼女は言い、検査や治療のための資金も必要だと付け加えた。
「必要総額は380億ドルと推定されますが、現在集まった額はそのうち40億ドルです」と彼女は述べた。
フォン・デア・ライエン氏によれば、彼女や他の国際的な人物たちが、必要な資金を動員するための支援を求めてG20首脳陣に書簡を送ったという。
各国が今後に備えてパンデミックから学ぶことの重要性について彼女は語った。
ミシェル氏は、パンデミックに関する国際条約を制定することで、将来のパンデミックを「予防する助けとなるとともに、我々はより迅速かつより強調的に対応できるようになるでしょう」と述べた。
世界保健機関(WHO)は「引き続き健康上の緊急事態に対する世界的な調整の礎として取り組む必要があり、パンデミックに関する条約があれば、その取り組みを実行に移すことができます」と彼は付け加えた。
公衆衛生が最重要であると考えられるものの、G20首脳陣がサミットで話し合うべき問題は他にもあると両EU首脳は同意した。
フォン・デア・ライエン氏は、世界がパンデミックから復興するに際して「経済支援措置を維持すること」が重要であると述べた。「集団としての私たちの復興は、持続可能かつ包括的でなければなりません」と彼女は付け加えた。
気候変動も重要なテーマになると両首脳は述べた。「首脳会議ではG20加盟諸国に、パリ協定の完全かつ効果的な実施に取り組むよう働きかけるつもりです」とフォン・デア・ライエン氏は述べた。
ミシェル氏は、「我々の今年の焦点は明らかにパンデミックとの闘いですが、しかし気候変動の脅威の緊急性がこれまでよりも緩和されたというわけではありません」と述べた。
両首脳とも、首脳会議が新型コロナや他の世界的問題に対処するための実行可能な計画を掲げることを期待すると表明した。