
Arab News (アラブニュース)
リヤド: 主要20カ国・地域 (G20) 首脳は日曜日、新型コロナウイルスのワクチンと医薬品の全世界への公平な供給を確保する「いかなる努力も惜しまない」 と約束した。
サウジアラビアを議長国にリヤドで開催された主要20カ国・地域 (G20) 首脳会議は、上記の首脳宣言を採択して閉幕した。
オンライン形式で開かれた首脳会議には、日本の菅義偉首相、米国のドナルド・トランプ大統領、中国の習近平国家主席などが出席した。
2021年に延期された東京オリンピック・パラリンピックに関して、各国の首脳は日本の開催への決意を「人類の力強さと新型コロナウイルスに打ち勝つための世界の結束を象徴するものとして」称賛した。
各国首脳は新型コロナの影響で経済的打撃を受けた発展途上国を支援すると述べた。
また、G20は最貧国の債務の返済猶予期限を延長する計画を承認した。
「新型コロナウイルス感染拡大とコロナ禍が保健、社会、経済に与えている絡み合った影響に対処するため、財政、通貨、金融の安定化を図る前例のない取り組みの実施などを通じて、緊急の例外的措置を講じている」と首脳宣言に明記された。また、「世界の公共の利益としてワクチン接種を広く行う重要性を認識する」とした。
さらに、「世界各国のパンデミックへの備えと対応の格差に対処するための長期的な解決策の必要性に関する議論を開始したサウジアラビアの議長国としての取り組みを称賛する」とした。
また首脳宣言は、パンデミックへの対処に加え、地球の保護と地球温暖化対策の継続を呼びかけた。
「環境悪化の防止、生物多様性の保全、持続可能な使用および回復、海の保護、きれいな空気と水の確保の推進、自然災害と異常気象への対処、地球温暖化への対処が、現代が抱える特に重要な課題だ」と宣言に明記された。
*各メディア機関と時事通信と協力