
ラシード・ハッサン
リヤド:G20諸国の大使らは23日、議長国サウジアラビアが特殊な状況下でこのような大仕事を引き受け、新型コロナウイルスの危機に取り組むための明確な方向性を与えたことを称賛した。
リヤド・サミットが22日に閉幕した後、サルマン国王は正式に輪番議長国の座を、2021年のサミットを開催するイタリアに譲り渡した。
閉会の挨拶の前に、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、2回のG20サミット—1年の中間にバーチャルイベント、その後に現実世界でのサミットを開催することを提案した。
イタリアのロベルト・カントーネ大使はアラブニュースに対し「サウジアラビアは、優れた組織であることを証明した。議長国サウジは当初から、元の計画を、実際に直面している課題に適合させるために努力してきた」と話した。
「サウジの議長はG20の行動を変革し、現代において最も差し迫った世界的な緊急事態の一つに対処することに成功した。これは非常に包括的な方法で行われており、医療に関わる緊急事態とパンデミックの社会経済的影響の両方に焦点を当てている」と同氏は述べた。
次の議長国イタリアは、サウジアラビアが残した遺産を礎にするだろう、と同氏は述べた。
韓国のJo Byung-wook大使は「今年のG20サミットは、サミットが国際経済協力のための最も重要な公開討論の場であることを改めて証明した。サウジアラビアが、世界的危機への対応としてG20全加盟国に資源を投じさせるために大変な努力をしなければ、それは不可能だっただろう」と述べた。
サウジアラビアは、優れた組織であることを証明した。
ロベルト・カントーネ、イタリア大使
「サウジアラビアは今年、サミットを2回主催することに成功することで、世界にリーダーシップと能力を示した」と同氏は付け加えた。「この点については、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が示唆しているように、G20サミットを年2回開催することで、効果的であることが証明されたこの世界的なフォーラムを積極的に活用することになるだろう」
日本の上村司大使はアラブニュースに対し「今回のサミットは、危機のさなか、国際社会に明確な方向性を与えることに成功した。このことは、このような困難な年においては大変意義深い」と語った。
「サウジアラビアは、コロナ後の世界のための国際秩序の構築においてG20が先導的な役割を担うという、明確で重要なメッセージを国際社会に伝える際に非常に大きなリーダーシップを発揮してきた」と同氏は付け加えた。
EUのPatrick Simonnet大使は「議長国サウジが3月に、パンデミックが我々の生活のあらゆる面に与える最も差し迫った影響についてG20首脳が議論した、特別なサミットを開催したことに我々は大変感謝している」と述べた。
中国のChen Weiqing駐サウジアラビア大使は、サウジアラビアがG20サミットを成功させたことを称え、Twitterに「中国にいる友達が、前例のないパンデミックのさなか、サウジアラビアはバーチャル会議でG20の議長を務めることに大成功したというメッセージを送ってきた。彼は非常に感銘を受けていた。サウジアラビアは世界の尊敬と感謝を勝ち得たので、私も同意見だ」と投稿した。
メキシコのAnibal Gomez-Toledo大使は「G20サミットを年2回開催するという、皇太子さまの提案は可能性を秘めており、G20加盟国によってさらに議論されるべきだ」と述べた。
インドネシアのAgus Maftuh Abegebriel大使はアラブニュースに対し「我々は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子がサミットを2回開催することを提案したことを認める。それは間違いなく経済回復に役立つだろう」と述べた。
議長国サウジは、G20サミットがバーチャルで開催可能で、効果的であることも証明した、と同氏は述べた。