

アラブニュース、ドバイ
リーマ・ジュファリが、今月サウジ王国で行われる国際レースシリーズに参戦する初めてのサウジアラビア人女性として、ディルイーヤ・サーキットで歴史を作る。
リーマは、サウジ王国で女性による運転が認められるようになった転機からわずか数か月後の昨年10月に、競技レースへのデビューを飾った。
一連の素晴らしい成績を受け、彼女はリヤド郊外にあるユネスコ世界遺産の地で、週末開催されるダブルヘッダーのVIPドライバーとして、ディルイーヤE Prixの公式サポートレースである「ジャガーI-PACE eTROPHY」シリーズに出場する。
「2シーズン目の最初のレースで、ジャガーI-PACE eTROPHYのVIPドライバーとして出場できることに興奮しています。初めて故郷のコースに出て、レースをするのが待ちきれません」と、リーマは話した。
「このシリーズは、モータースポーツのイノベーションと進化にハイライトを当て、クールな電気自動車のレーシングカーで男女が一緒に競う機会を増やしてきました。素晴らしい週末になると思います。グリッドに出るのが待ちきれません。」
リーマは、昨年10月にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたTRD 86カップに参戦するサウジ人女性初のレースライセンス保有者となって歴史を作り、シルバーカテゴリーで2位、全体で4位の成績を残した。彼女のこれまでのレース経験には、インドで開催されたMRFチャレンジも含まれる。
「リーマがディルイーヤでVIPドライバーとして仲間に加わることに、私たちはとても興奮しています。シングルシートレース初年度における彼女の進歩は、とても素晴らしいものでした。サウジ王国内で開かれる国際レースシリーズにおいて、サウジアラビア人女性が初めて出場することは、このスポーツにとっての大きなマイルストーンであり、ジャガーレーシングがサポートできることをたいへん誇りに思っています」と、ジャガーI-PACE eTROPHYシリーズのマネージャーを務めるマーク・ターナーは語った。
「ディルイーヤ・サーキットは、サウジ王国における転機の象徴となっています。昨年、私たちはここで初の女性ドライバー、初めての男女別でないコンサートを目撃し、そしてもちろん、フォーミュラEとジャガーI-Pace eTrophyがサウジアラビアでレースを開催したのも初めてでした」と、GSA総裁を務めるアブドルアジズ・ビン・ツルキ・アル・ファイサル・アル・サウード王子は話した。
「今年、私たちは改めてさらに刺激的な瞬間を目撃し、それはサウジ王国が歩んでいる道筋を世界に示す手助けとなるでしょう。間違いなくリーマは、プロのレースドライバーとして観衆から大声援を受けることでしょう。そして、その一人はこの私です。」