




リヤド/ジッダ:サウジアラビア保健省によると、サウジアラビア王国内の500か所のワクチンセンターで、260万人以上がCOVID-19ワクチンの接種を受けたという。
保健省では、ワクチンの接種を希望する人に対して、同省が提供するアプリ「Sehhaty」に登録し、希望する時間帯を選択するよう呼びかけている。
木曜日に同省が発表した新たな感染者数は381人で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まってからサウジアラビア王国で確認された感染者数は383,880人となった。
感染者数が最も多かったのはリヤドの157名で、次いで東部州(74名)、マッカ(58名)、マディーナ(11名)となっている。
現在発症中の患者数は3,688人で、そのうち564人が重体となっている。
木曜日には、新たに240人の回復者も報告され、王国での回復者数は373,601人となった。
また、新型コロナウイルスに関連した新たな死亡者が6件報告され、国内の死亡者数は6,591人となった。
サウジアラビアでは、これまでに1,450万件のPCR検査が実施されており、直近24時間では4万7,139件の検査が実施された。
保健省はサウジアラビア王国の各所に検査拠点や治療センターとして保健所を設置し、パンデミックの発生以来、全国で何十万人もの人々に対応してきた。
検査拠点のうち、「ターカド(アラビア語で「確認」の意)」センターでは、症状が出ていない人や、軽い症状の人、感染者と接触したと思われる人を対象にCOVID-19検査を行っている。
また「テタンマン(アラビア語で「安心」の意)」クリニックでは、発熱、味覚や嗅覚の喪失、呼吸困難などといったウイルス症状がある人々に対して、治療とアドバイスを行っている。
いずれのサービスも、Sehhatyアプリで予約することができる。
一方、同省は、保健省は、タイフ病院でアストラゼネカ社のワクチンを接種した後に市民が死亡したとする、SNS上での噂を否定した。
同省は、ツイッター上での問い合わせに対し、「COVID-19ワクチンを接種した後に、死亡者や重度の合併症が起こった事例は確認されていないことをお知らせします」と回答した。
その後、同省はワクチンに関する啓発ビデオを公開し、「医学的な嘘」をネット上で拡散することを控えるようサウジアラビアの人々に対して呼びかけた。
予防医学担当副大臣補佐官のアブドラ・ムファリ・アシリ博士は、ツイッター上で「『免疫』状態を達成するにあたり、最大限の防御策と最小限の副作用を目指すことを改めて約束します」と書いている。