
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは月曜日、サヌア空港の運行再開とホデイダ港の規制緩和を含む、イエメンでの和平構想を発表した。
ファイサル・ビン・ファルハン外相がリヤドで発表したこの構想には、国連の監督下で、イエメン全土における包括的な停戦を行うことが盛り込まれている。
フーシ派の支配下にあるサヌアから、国内外の多くの都市への航空便の運航が可能となる。
またホデイダ港の制限が緩和され、船舶や貨物の入港が可能になる。税金や付加価値税を含む港からの収入は、ストックホルム合意に基づいてホデイダの中央銀行に送られる。
また、この構想には、国連の監督下において紛争の政治的解決に向けた協議を開始することも盛り込まれている。
「あとはフーシ派次第だ」とファイサル王子は語った。「フーシ派は、自分たちの利益を優先するか、イランの利益を優先するかを決めなければならない」
今回の計画は、中東諸国や西側諸国からも歓迎された。ヨルダン、クウェート、バーレーン、英国は計画への支持を表明している。
米国のアントニー・ブリンケン国務長官はファイサル王子との電話会談で、「イエメンの紛争を終結させるべく、すべての当事者が停戦を約束し、人道的援助の提供に向けて取り組むこと」を支持すると伝えた。