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メッカ:グランドモスクとカアバ神殿では、1日に10回、ゆたかな芳香が立ち込める、とサウジ通信社(SPA)は報じた。
ラマダンの聖なる月、ハッジの数日間、毎週の金曜日といった特別な機会の間、さらに定期的に芳香はカアバ神殿で活用され、このモスク内で使われている。
グランドモスクとカアバ神殿を芳香で満たすことは、礼拝活動の一環であり、イスラム教の最も神聖な場所と、そこを訪れる人々に対する敬意の表れだと考えられている。
このモスクを訪れ、祈りを捧げ、ウムラの巡礼を行う何千人もの人々に、宗教的で神聖な雰囲気を実感してもらうために、芳香は使用されている。
このモスクでは、1日に60 kg の沈香を燃やすために、60基の香炉が使用されている。これは、この聖地への崇敬の念を示すための慣行となっている。
イスラム世界では、清潔さと良い香りがすることが極めて重要視されており、イスラム教徒は礼拝用マットや着衣、ミスバハに香水を付け、モスクでは香を焚く。