
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアが5,000億ドルの投資を見込む未来の大規模スマートシティ開発プロジェクト、NEOM は4月21日、社会的責任部門が掲げる3つのイニシアティブを開始したと発表した。
こうしたイニシアティブは、持続可能な開発目標の支持を目的としており、創造性とイノベーションの世界デーを祝って、国連の持続可能な開発目標(SDG)を支持する革新的なソリューション開発に、地域社会が参画することを促している。
社会的責任部門は、ミスク・リーダーシップ、CyberX、デジタルギビング・プログラムと連携し、さらにタブーク大学、中小企業総局とも連携し、こうしたイニシアティブを開始する予定だと述べた。
最初のイニシアティブは、スパーク・イニシアティブの第3段と称されており、サウジの若者たちの起業家精神を強化することを意図した6週間の革新的な研修プログラムが含まれている、と社会的責任部門はサウジ通信社で公表された声明で述べていた。
この研修は、起業への重要な一歩を踏み出すように参加者たちを促し、素晴らしいビジネスアイデアを思い付くような必要なツールを提供して、参加者を支援するものだ。そこから、参加者たちは自らのビジネスアイデアを、持続可能な未来のための生き生きした現実の事業に転換することが可能となる。
この研修プログラムは、中小企業への参画を増やして、経済成長を促進したいという王国の意欲の裏付けとなっている。
昨年、このプログラムでの2度の研修は無事開催されており、スパーク・タンクの最終ラウンドを通過した10人の受賞者をはじめとして、300人の研修修了者たちに恩恵を与えた。
2番目のイニシアティブは、NEOMジェネレーション・イニシアティブ・チャレンジであり、タブーク大学の産業・ロボット・イノベーション・センターと共催される予定だ。このチャレンジには、エネルギー、メディア、エンターテインメント、運輸、医療、食品の分野で、王国中の学生たちが自らのアイデアを発表する意欲をかき立てることも含まれている。
このアイデアと彼らのソリューションは、人工知能(AI)システムを用いて1カ所に集められて、NEOMの対応し検証する部署で実行可能とならなければならない。参加学生たちは自らの創造性、AIとの統合性、NEOMの取り組みとそのアイデアの整合性に基づいて評価されることになる。
3番目のイニシアティブは、Digital Givingイニシアティブの監督下で実施される電子工学の認知と、デジタル知識のための非営利プラットフォーム、CyberX ブートキャンプだ。若者のためのAI と機械学習のための研修が、若者のために開催され予定だ。
社会的責任部門はSDGの認識を拡大させ、質の高い教育、ジェンダーの平等、適正な仕事、経済成長、持続可能な都市と社会、パートナーシップを通じて、重要な知識を学び、獲得する機会を地域社会に提供することで、この目標を達成する予定だと述べた。