
アメーラ・アビド
ジェッダ : 保健省 (MoH) 報道官によると、サウジアラビアは、王国で認可が取れ次第、異なる製造会社のワクチンによる二回目の接種を検討する可能性がある。
複数の国で行われた研究によれば、肯定的な結果が出ていることが明らかになっており、現在では、米国、カナダ、イギリス、アラブ首長国連邦等、より多くの国々で、ワクチンの混合接種が行われています、と保健省報道官ムハンマド・アル・アブド・アル・アリ博士は、日曜日の記者会見で発表した。
アル・アリ博士は、王国ではオックスフォード・アストラゼネカワクチンを使い切ったという主張を否定し、ワクチンはまだ入手可能で、接種が行われていることを、改めて国民に保証した。これまでに王国では、1,660 万回を超えるワクチン接種が行われ、これは 1 日あたり 107,857 回に上る。サウジアラビアの 47.7 パーセントを超える人々が少なくとも一度目の接種を受けている。
王国では 1,079 人の新規感染者が報告されたが、これにより同国の現感染者数は 10,896 人となり、過去 24 時間では 149 人減少した。
「過去数週間の傾向の推移からは、感染者数の安定という肯定的な兆候が見て取れます」、と保健省報道官は話した。そして、「王国の多くの地域では、感染の安定、減少の兆候が見て取れます。私たちは引き続き、皆さんにワクチン接種を勧めて参ります。両ワクチンと予防策をとることが、このパンデミックを克服する一助となるだろうからです」、と加えた。
ほとんどの感染はメッカ地区で報告されており、その人数は 320 人、リヤドでは 216 人、東部の州では 206 人報告された。その他の地域全体では、新規感染者総数は 100 人に満たなかった。北部国境地帯では 6 人、ジャウフでは僅か 4 名報告されただけだった。
コロナウイルス感染症 (COVID-19) の蔓延が始まって以来、王国での総感染者数は 474,191 人となったことが報告された。
過去 24 時間において、1,214 人が新たに COVID-19 から回復した。回復した者のほとんどはジェッダで報告され 187 人、続いてメッカで 150 人、リヤドでは 138 人が回復した。
これにより、全回復者数は 455,618 人となった。王国における回復率は 96 パーセントと、高い水準で安定している。
新規重症者数は 20 名で、これにより、全重症者数は 1,516 人となった。過去 24 時間で 14 名が死亡し、死亡者数は全部で 7,677 名となった。およそ 84,652 件の PCR 検査が、国中の数々の検査拠点で実施されている。政府は、診療所や治療センターを開設して、COVID-19 に向けた闘いの只中にある、王国中の多くの人々を支援している。セッハティ ( 自身の健康 ) アプリを通じて、国民は Tetamman ( 安心するという意味 ) や Taakad ( 確認するという意味 ) 診療所に簡単にアクセスできる。これは、症状がある人、実際にはそうではないけれども、ウイルスに接触したと思っている人を手助けすることを目的としたものだ。