


アラブニュース パリ
水曜日、サウジアラビアは2019~2023年のユネスコ執行理事会構成国に選出された。
文化大臣、国家教育・科学・文化委員会委員長バドル・ビン・アブドゥラ・ビン・ファルハン・アル = サウド皇太子はこう語った。「サウジアラビアが選出されたユネスコ執行理事会構成国という地位は我が国にふさわしいものです。私たちはパートナーと共に教育、科学、文化、芸術を通じて平和の推進を図っていくことを楽しみにしています」
「今回の選出は国際社会におけるサウジアラビアの位置づけを表すものであり、平和の構築、文化・科学の原則確立においてサウジが重要な役割を果たしていることを示しています」バドル皇太子はサウジアラビアは教育、科学、文化の領域における国際協力を通じて平和実現を図るユネスコの活動を支えていくと述べた。
皇太子はサウジはユネスコの創設メンバーであり、これからも対話と平和の推進に貢献し、文化と世界の人々との懸け橋となり、有形無形の人類の遺産の保存に取組み、イノベーション、創造性、科学、文化、芸術を支援していくと語った。
彼はまた、執行理事会においてサウジが集中的に取り組んでいこうとしているのは、世界の人々の間に平和のメッセージを浸透させ、ユネスコを通じて国連の目標と戦略の実現を図り、全てのメンバー国と協力していくことだと述べた。
以上に加えサウジアラビアは「人類の文化及び人類が共有する遺産の保存、持続可能な社会の発展に必要なイノベーションとテクノロジーへの支援、寛容なグローバルコミュニティの推進」という3つの主要目標の達成にも鋭意取り組んでいく。
バドル皇太子は、サウジアラビアは1946年以来ユネスコを支持しその活動に寄与してきた歴史を有しており、またアラブ唯一のG20メンバー国でもあると述べ、このような立場に基づきこれからも文化、芸術、技術、教育、若者のエンパワーメントに力を注いでいくと述べた。
皇太子は「これらすべてのファクターは、ユネスコの掲げる一連の原則、国連の掲げる持続可能な開発に関する目標、そしてサウジアラビアのビジョン2030とも相俟って世界共通の人道主義的目標の達成に大きく貢献するものとなるでしょう」と語った。