
アラブニュース
ジェッダ:サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、ハッジの巡礼者の受け入れ準備のため、16日からグランドモスクでの礼拝許可証の発行を停止した。
同省によると、礼拝許可証の発行は7月24日から再開される予定だ。
毎年行われるメッカ巡礼は世界最大の人間の集会と見なされており、2019年には約250万人の巡礼者が集まった。
新型コロナのパンデミックのため、ハッジの巡礼者は今年は6万人に制限されており、全員国内から来る。
昨年認められた巡礼者は1000人だけだった。パンデミックが始まり、世界が不確実性に満ちていたからだ。
新型コロナウイルス感染症のまん延を抑制し、社会のメンバー全員の健康と安全を守るには、犠牲祭(イード・アル・アドハ)の休暇中に家族が集まる時に、マスクの着用、握手の回避、安全な距離の保持などの予防策を遵守することが重要だ、と保健省は強調している。
保健省は15日、サウジアラビアで新型コロナワクチンの投与が2100万回以上行われたと発表した。ワクチン接種は、全国に設置された580以上の接種会場で行われた。
それでも、新型コロナウイルスの変異株が出現したため、世界中で新規感染者が続出している。
サウジアラビアは15日、新型コロナ関連の死亡を新たに15件報告した。累計死者数は8035人。
新規感染者は1165人で、国内の新型コロナの累計感染者数は50万6125人。合計1万1172人の患者が進行中で、そのうち1429人が重症。