
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア観光省は29日、自国への渡航者について、新型コロナのワクチンの接種を完了していれば隔離期間なしでの入国が可能になると発表した。ただし、接種証明書の提示が必要になるという。
8月1日以降、基準を満たせば様々な国からの旅行者の入国が可能になると同省は述べている。
29日の発表によると、王国で認可されているファイザー、アストラゼネカ、モデルナのワクチンを2回接種した者が完全な免疫を獲得していると見なされる。
王国を訪問する者は、自身の接種に関するデータを新たな専用電子ポータルに登録することが求められる。データは「Tawakkalna」アプリでも登録され、公共の場所に入場する際に提示しなくてはならない。
旅行ビザを発給してほしい場合は、ウェブサイト「Spirit of Saudi」(visitsaudi.com)で申請することができる。
「わが国は再度、旅行者を歓迎します。コロナウイルスのパンデミックの影響で中断した後、王国への訪問者受け入れを再開できることを非常に嬉しく思います」と、アフメド・アルハティーブ観光相は述べた。
「私たちはあらゆる部門のパートナーと密接に協力し、中断期間も努力を注いできました。訪問者が安全に帰ってこられるようにし、観光の目玉や重要なスポット・名所の探索を楽しみ、独自の観光体験を楽しんでいただくためです。彼らは、サウジ社会の特徴である寛容さと温かいもてなしの文化も知ることになるでしょう」
サウジアラビアは2019年9月に初めて外国人旅行者に門戸を開いた。新型コロナのパンデミックによって渡航が中止され、港や国境が封鎖されるまでの最初の6か月間で、約40万枚のビザが発行された。