
ダンマン:サウジアラビアの地方自治体は、公衆衛生を守るために設計された新型コロナウイルスの安全対策を確実に遵守させる取り組みを強化している。
東部州の自治体は、2日間でショッピングモールや商業センター、店舗を対象に2725件の巡回査察を実施した。
この査察により、保健規制を無視したとして、172の違反者に罰則が科された。
違反には、ソーシャルディスタンスの確保やマスク着用を遵守していないことや、客の体温測定が甘いこと、密集問題、タワッカルナのアプリを効果的に使用できていないことなどがあった。
タワッカルナのアプリは、新型コロナウイルスの感染者の追跡に役立てるために昨年導入され、ワクチン接種の有無や感染しているかなどの個人の状況を含むワクチン接種情報を取り入れるための開発・更新が行われ、現在は新型コロナウイルスの「パスポート」として機能している。
地方自治体は公衆の安全を確保し、ウイルスの拡散を防ぐため、全ての商業施設に対し、規制を遵守するよう求めた。
当局者らは国民に対し、保健上の違反が疑われる場合には、940番のコールセンターに電話するか、バラディのアプリを通じて当局に通報するよう呼びかけている。
サウジ国営通信