

ラシド・ハッサン
リヤド:サウジアラビア随一のインテリアデザイン展示会、インデックス・サウジが、7日からリヤド・フロント展示・会議センターで開催され、インテリア・サプライヤーと製造業者を、王国内の何千もの内装プロジェクトに関わるインテリアデザイナー、建築家、プロジェクト管理者、販売店につなぐことをねらう。
前回の成功を受け、この展示会は2021年にリヤドへと戻り、紅海開発プロジェクト、NEOM、キディア、アマーラ、ディルイーヤ、アル・ウィディアン、キングサルマンパーク、ジェッダ・タワー、リヤドおよびジェッダ地下鉄など、進行中の建設プロジェクトによる需要に応える。
これらプロジェクトの主役たちがすでに参加を確約しており、人脈作りと事業発展に格別の機会を提供し、業界専門家は対面イベントの再開を歓迎していると、主催者のdmgイベンツ社は述べた。
「インデックス・サウジは、地域プロジェクトのオーナー、デザイナー、建設業者、販売業者にとって、地域・海外のサプライヤーの製品やサービスに直接アクセスする唯一のプラットフォームです」とdmgイベンツ社のアンディ・ホワイト上級副社長は述べた。
「これは18ヶ月ぶりに王国で実施されるインテリア・イベントで、バイヤーが最新デザインやイノベーションを調達できるとともに、ついに業界仲間との人脈作りができる絶好の機会を提供します。」
住宅開発の数が急ピッチで伸び続けているので、サウジアラビアの住宅インテリア業界は最も急速に成長しつつある業界だ。
開発業者は様々な住宅・商業プロジェクトの建設に約107億ドルを投資しており、住宅インテリアの需要を増大させ、業界の成長に寄与している。
パブリック・インベストメント・ファンドは公共・民間投資モデルによって王国の各地で約35万戸の住宅開発を計画し、これが国内のインテリアデザイン・サービスのさらなる需要につながる。
インデックス・サウジと同時開催されるのは、食品・ホスピタリティー業界では随一の展示会であるホテルショーとサウジ・エンターテインメント・アミューズメント・エキスポで、デザイン、ホスピタリティー、レジャー、エンターテインメント業界の地域最大・史上最大の集会と見本市となる。
3つの展示会全ては、デザイナー、プロジェクト所有者、建築家、小売り購入者など1万人以上の来訪者を見込む。
ホテル・ホスピタリティー業界で王国随一のイベントとして定評を得たことを受け、ホテルショーは第6回でジェッダからリヤドに移った。
ホスピタリティーとツーリズムの状況が好転し、サウジアラビアが2021年8月1日から海外旅行者に国境を再開したこともあって、この展示会は業界の重要な変化とトレンドについて議論する重要なプラットフォームを提供する。
このイベントは対面での出席を予定しているが、公衆衛生当局と国際健康安全基準のガイドラインに従ったあらゆる健康安全対策と予防措置が厳しく義務づけられる。
2030年までに、王国はツーリズム業界にGDPの10%にあたる2200億リヤル(556億6千万ドル)以上の投資を呼び込むことをねらう。
開発中の数多くのギガプロジェクトを有するサウジアラビアは、海外観光客にとって世界有数の主要目的地となるよう強化を続ける。
新たな国営航空会社の立ち上げと簡素化されたeビザで、特に王国が2030年までに1億人の観光客を呼び込むことを目論んでいることを考えれば、観光客の数は増加するだろう。