
リヤド:政府の大臣によると、サウジアラビアは、気候変動や気温の上昇、水資源の不足に直面する中で、農業の発展と食料安全保障の強化に向けた重要なステップを踏み出したという。
環境・水・農業省のマンスール・ビン・ヒラル・アル・ムシャイティ副大臣は、これらのステップは、食料安全保障、消費システム、廃棄物削減に関する指標を改善し、国内市場における多くの戦略的食料品の高い自給率を実現し、農業・食料システムの運用・生産水準を向上させることに貢献したと語った。
副大臣は、10月5-6日にアラブ・ヘレニック商工会議所が主催した「アラブ・ヘレニック食料会議」に参加した。
アル・ムシャイティ氏は、サウジが持続可能な農業部門の構築に基づいてビジョンを策定し、これが食料と水の安全保障、経済・社会・環境の発展の実現に貢献したと述べた。
サウジアラビアは、農業生産性や食品の品質向上に加え、海外での責任ある農業投資や、農業やマーケティングのサービスのシステム開発を行う戦略を採用している。また、国内や地域、国際的なパートナーシップを通じ、複数のシステム、技術、イノベーションも取り入れていると、副大臣は述べた。
副大臣は、新型コロナウイルスのパンデミックにより、栄養不良に苦しむ人々の数が1億3200万人増加することになったと述べた。
副大臣はまた、灌漑や農業技術、食品産業に関するギリシャの経験や、ナツメヤシや魚の養殖に関するサウジアラビアの実験など、成功を収めている実験から恩恵を受けるのに加えて、デジタルイノベーションや、持続可能なフードバリューチェーンに関する国連食糧農業機関のナレッジプラットフォームなどのプラットフォームを活用する必要性を強調した。
サウジ国営通信